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バカななじみ  作者: 白水
2/2

四月五日




☆自己紹介


「それでは改めまして。私が、この2組を担当する遠八木(とおやぎ)千世(せんせ)です。これからよろしくお願いします。」


「ほーうおっぱい星人だ。冬の真逆だね。」

「隠喩かよ滅べ」


「ではまず、一人一人自己紹介をしていきましょう。えー…出席番号順にどうぞ。」


「冬何番?俺26番」

「私31番。てか席隣だし分かるでしょ。」

「まあ一応。でも俺たち結構後じゃん。自己紹介何言おうか…」


「というのは嘘で、実は先生、出席番号順で1が一番最初なのは納得いかない教信者ですので、今回は35番の人からにします!」

「なんだコイツ」



「──では次、北城冬さんお願いします。」

「はーい…ええと、好きな色は『ムーンストーン』…白で、趣味は『アニメ』…名前の由来は『冬に産まれたから』っお前ちょっと黙ってろ」

「フフフ、北城さんは、羽鳥さんと同じ中学で?」

「違います初対面ですこんな人知りません」

「どうも北城さんの彼氏です」

「えっ、そうなの?」ザワザワ

「違います先生確かに知り合いだけどそういう関係じゃありません…って皆もザワつかないでよ」アセ

「やっぱ、恥ずかしがり屋だね冬は」

「もういい…次いって下さい…」orz



「──では次、北城さんの彼氏さん!」

「おい先生」

「はい。えー、好きな色は金色。好きなタイプは、北城さんをもう少し背高くして、ロングストレートにした感じです。」

「よし後で殴らせろ」

「仲睦まじいですね!」

「先生もだいぶヤバいねこれ」




☆サミちゃん


「あっ、サミちゃん。中学に引き続いて同じクラスだね。」

「そうだね冬ちゃん。銀くんも一緒なんだ。」

「ああ、あいつも…ってか、昨日骨折したのに復活早くね?てかあの後家帰ったんか?」

「えっ、骨折!?大丈夫なの!?」

「いや普通は大丈夫じゃないけど、銀は何故か平常運転できてるし。どうなってんのアイツの身体。」

「骨折?寝たら治ったぞ。」ニュイ

「それ治癒能力が人間卒業してるから。」

「二井原さん、一年間よろしく。」

「あっ、よろしくお願いします。……えっと、それで、その二人がつっ、付き合ってるっていうのは…」

「はぁ?wそんな訳ないじゃん。私のタイプも、銀よりもうちょっと背高くて、髪の毛整えた感じだしー。」

「でもそれじゃあ身長差すごくない?冬チビだし。」

「うっさいわボケ」

「でも、お似合いだと思うよ二人とも」

「サミちゃん???」




☆帰り道



「冬さ、一緒に帰ろうよ」

「いや私サミちゃんと帰るから」

「行きは一緒なのに帰りは一緒じゃないてどゆこと?」

「……はあ…。いいよ、一緒がいいなら付いてこれば?」

「ツンデレか?」

「違う」



「──ってことで銀も一緒になった。ごめんね?」

「大丈夫だよ、皆で帰った方が楽しいし。」

「二井原さんめっちゃいい子。」


「でも近場って言っても四駅あるのかー。」

「そうだな、定期券買うか悩むレベルだな。」

「いやそれは買えよ。」

「わ、私もちゃんと買ったよ?」

「ほらサミちゃんも定期じゃん。」

「…大多数が必ずしも正解という訳ではない。」

「計算したし。銀て謎に強情というか、頑固なとこあるよね…」

「俺はそんな冬の蔑むような目が好きだぜ!」バァン

「私は銀のそんな所が嫌いです。」

「あはは、冬ちゃんは正直だよね。」

「分かってるじゃないか二井原さん!中々見どころがあるじゃないか…イイネ」

「誰様だあんたは」

「ただの同級生だけど」

「マジレスすな…」



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