学校へ
ネロをしっかり投げた後、俺は支度した。
とは言っても守りもこうげき完璧だし、後は見た目だな。
俺は今、ぼっろい革の服を来ている。物質操作で、ちょー綺麗にしちゃう。
さて、これでいい感じかな?
「準備できたぞー」
「では行きましょうか。今日なら学校は警備が薄いです。」
タクトは、金色に輝いた、立派な大剣を、背中に背負っていた。
「じゃあ、行きましょう!」
「いや待てその必要は、ない」
なんてったって俺は魔法が使えるからな!
時空魔法を使えば、ちょちょいのちょいなんだよ。
移動したい場所を意識して、魔素で自分たちを包む。魔方陣が現れて、気づけば、学校の目の前だ。
「• • •。」
タクトは金魚みたいに口をパクパクしている。
「じゃあ乗りこむぞ。」
「は、はは、あ、はい」
俺は校門から堂々と入る。監視魔法は時空魔法で十分前の映像を流している。
念のためタクトの後ろに、マジェスティを控えさせている。(タクトには、見えていないだろう)
悠々と歩いていた俺達の目の前に鎧を着た兵士が来た。
「タクト様どうしてこんなところに?」
優しい笑顔だが、剣を構えている。背後から狙撃手の気配がする。
彼はタクトを殺しに来ている。
バン!
狙撃手が撃ったのだ。しかし、標的が、タクトではなかった。
兵士が撃たれたのだ。
「主様、校長室はあちらでございます。主様、直々に制裁を」
撃ったのは、セメタリーだったようだ。
俺達はこのまま、校長室に向かった