人間との接触
「勇者様ー!」「勇者様ー!」「わーわー」
むっ男たちの声がする。スゲー鎧着てんなー。ネロはスラッとしてるけど、ちょームキムキマンじゃん。この
人たち。騎士団かな?
「チッ人間共めもう来たか。早いとこ行きましょう。」
「勇者様大丈夫ですか?ちょっと待てお前、冷酷大魔神ネロじゃねーか。絶対に許さん!」
このおっさん急に斬りかかって来たぞ
「王国騎士団長シヤーバか。」
2つの剣が交差する。サカキバラの背後から黒い手が出てくる。それをシヤーバはもう片方の手から半透明
の板を出して防ぐ。魔法だろうか?片手の意識がそちらにむいた瞬間ネロは、短剣を彼の顔に向けた。シヤー
バは素早く剣で抑えるギリギリと刃と刃がぶつかる音がする。ネロは背後に飛び、短剣を投げる。シヤーバは
それを避ける動作をしたが頬に傷ができる。
「今だ!」
その瞬間周りにいた騎士が一斉に唱えた。
「フィールド フェンス!」
魔法陣が現れる。ネロは右手一振りでこの結界を消し飛ばす。
「チッ!駄目か!化け物め。」
「お褒めに預かり光栄で。」
とんでもないスピードで剣を交わしながら会話をしている。
ちょっと待て、飛んでもない戦闘シーンで忘れていたが、
今、俺逃げれる大チャンスじゃね?えっとまずバレないように影を薄くしてー
スキル 物質操作で空気と同化し、逃げる!もはや突風になってしまおうじゃないの!