魔王軍との接触
ふりがなってどうやってつけますかね?
俺は一度冷静になる。スゲーチート能力を手に入れたことへの驚きで忘れていたが、俺、一回死んでるんだよね。
俺はなんで死んだんだ?あの車のせいか?いや違う。運転手を恨むのは間違ってる。
急いでた俺が悪いのか...。なぜ急いでいるんだろう。あっあいつだ!あいつのせいだ!
宿題のせいだよ!あいつがあったせいであったせいでぇ!俺はあの魔の紙を絶対に許さない!
絶対にこの世界にある6823校の学校から宿題を消してやる特に[アゼリオンEGG学校]は宿題が多いからなぁ!いやだからなんでこんなこと知ってんだよ!
もちろん彼のスキル大賢者之知識は正常に現在使用中だ。そんな自分で自分を突っ込んでいるうちに
突然目の前から黒いもくもくの何かが...その中から何か出てきた。イケメンだ...無性に憎いな。あっでもツノと翼生えてるし人間じゃねえな。
やばいやばいやばい殺される殺される。
「お待ちしておりました新たなる魔王様」
あれ?これ俺このイケメンに崇拝されてね?俺偉い系男子じゃね?
「ん、うむ」
俺はとりあえず返事した。
「森で死んだ青年の身体に受肉したのですね?さすがでございます。」
話は合わせておこう。
「だっだろ?」
「では魔王城まで行きましょう。我が主よ」
そしてこいつは美しい漆黒(ちょっと赤い?)の翼をはためかせた。
...いや俺飛べねーし。飛べるわけねーし。人間だし。待って一回時間稼ごう。
「お前、名前は?」
「デーモンのネロでございます。では行きましょうか。」
だから行けねえって!どうする俺ピンチだ俺。人間だってバレたら殺される。だってネロ強そうだもん絶対強いもん。
こんな普通の人間じゃ...いや俺普通の人間じゃないやん。勇者と魔王やん。よかった負けねえわ。
てかこいつどんだけ強いんだろ?なんだっけ?鑑定眼って奴使ってみよ。
名前 ネロ
種族 デーモン
職業 魔王軍No.2
スキル 闇魔法ex 知識人Ⅳ
完全防御 物理攻撃Ⅴ
物質制御
耐性 全属性攻撃耐性
物理攻撃耐性
超つえーじゃん。まっ俺の方が強いーこのイケメンより強いーウェーイバーカバーカ!俺は心の中でネロをバカにした。
うお、なんか睨まれてる?すっごい怖ーい目で睨まれてる?鋭い目だな...心の中読まれてね?気のせいか。
てか俺が滅ぼしたいのは人間じゃ無くて宿題だし。だから俺は魔王という人生を全ういたしません。もうここは戦ってしまおう。勝てるし。
じゃあこいつに喧嘩売るか。
「俺は、勇者だお前なんかと共に行くつもりはない!」
「はーい、そうですか。じゃ行きましょう」
「ふえっ驚かないの?おこんないの?」
「魔王様は500年周期くらいで生まれますが毎回こんなんですよ。魔王様はやっぱり面白いですね(棒)。」
うそん...。これまじどうしようもないじゃん。その時別の声が聞こえた。
「勇者様ー!」