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終わりから始まる傭兵団  作者: mask
第一章 新たな戦争
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お手伝い②

「マスター、次の指示を」

 小さくなってしまったまな板でニンジンを切っていると、ヨツバにエプロンの裾を引っ張られたギル。

「そ、そうだな」

 ギルはヨツバにも出来そうな作業を探す。

「じゃあ玉ねぎの皮を剥いてもらおうかな」

 ギルは一度実践して見せると玉ねぎをヨツバに手渡す。

「このゴミ箱の上でやってね」

 ギルは作業に戻る。


「マスター終わりました」

「お、早いね」

 振り返ったギルは首を傾げる。

「玉ねぎは何処に置いたの?」

「? ターゲットは消滅させました」

 まさか! と思ったギルはゴミ箱を覗く。

 中には全てバラバラになった玉ねぎたち。

「……カルネラに新しいの貰おうか」

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