プロローグ
どうも。霜月ぷよと申します。趣味程度の拙い文章ではありますが、私の処女作をどうぞ宜しく。
突然ですが、あなたは狼男の話を知ってますか?狼に咬まれて狼男の変身能力がついちゃうアレですよ。
ぶっちゃけここだけの話、実は俺、咬まれちゃったみたいです。ところがドッコイ!変身能力は予想の斜め…というか二次元の方向へ…!?
家族でキャンプを楽しんでいたあの日の晩。…俺は狼?に咬まれた。すぐに病院で手当てを受けて無事我が家に帰宅。までは良かった。
次の日の朝、全身にだるさを感じて目が覚めた俺は、なんとなくトイレに行こうとベッドから立ち上がった。
(ファサッ)
履いていたトランクスがずり落ちた。
…ん?
股に妙にスッキリさっぱり感!?もっと言うと、足元を見ようとする視界に山がふたつ。(モミッ ムギュッ)
おっ…ぇ、マジ、なんだコレ!? Tシャツの襟の中をチラリ見てみた。
マジか…俺は軽く放心状態のままリビングに向かった。
「母さん、俺ヤバいかも…」
「あら策君、今朝は早起き…っ!!」
母さんは俺を見て止まった。まぁ妥当なリアクションだろう。当事者本人がリアクション不可なんだから。しばらくの沈黙。
「俺、コレ何が…」まで言いかけて、
「きゃー、策ちゃん可愛くなってるゥ~!女の子ォ~!!ムギュ~」何ですかこの展開?
そこへ今度は父さんが出て来て「恵さん朝から大きな声でどうしました?おっ、策弥君今朝は早起きで…ん!?」
父さんは策弥の違和感に気付いた。策弥はパジャマ派ではなくTシャツとトランクスである。そのTシャツの胸元、息子にはあるはずのない女性特有のアレがあるではないか。
「策弥君が可愛い女の子になったーヤッター!!」わずかな沈黙から開口一番歓喜の雄叫び。
え、何この展開?
その後通常営業で朝食を食べ(マジか!?)通常営業で制服に着替え登校準備(マジなの!?)なんだかんだと説得?された俺は通常通り登校することになった。女体化のことは周りには隠して。今まで通り男子として。因みにだが、母さんにブラの着用を強要され(レースピンク)死闘の末に、とりあえずスポーツブラで決着が着いたのだった。
「バレないようにって、体育の時とかどうすれば良いんだよチクショウ」
続く…
プロローグということでまずまずの走り出しです。全体的にラフな構成で行きたいと思います。