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昔話1

初オリジナル小説です。

サブ題名(タイトル)どおり、この世界に伝わる昔話の導入部分です。

これは昔々遠い昔、まだ神々と人が深くとは言えずとも、浅からぬ繋がりがあった頃のお話。


その時代、神々は見聞を広めたり、早く一人前になるため人の世に人として生まれることが多くあった。


そして彼もまた、人の世に人として生まれた神見習いだった。彼はその時代の小国で騎士を務める男の息子として生まれ、普通に生活していれば彼も人としての父と同じように騎士になるだろう。

周りにはそう思われ、その考えに違わず、彼は騎士になるための修行に明け暮れていた。


…ある日のことだ。

彼が人として十年ほど経った頃だろうか?

城の外れにある森の方から声が聞こえたのだ。

その森は父から絶対に入ってはいけないと言われていた場所だった。


だが、彼は騎士の息子で、神の息子(そのことを今の父は知らないけれど)神としても、騎士としても自分の力に自信があった。だから、別に入っても問題無いだろう。たとえどんな怪物が襲って来ようと自分なら大丈夫だと、彼はそう思った。

故に、彼は好奇心という名の誘惑に駆られ森への道を進んで行ったのだ。


さて、森を進んでみると高い塔があった。

彼は思った、まるで森はこの塔を隠していたみたいだ。と、そして同時に彼はこの塔になにがあるのか気になった。

だが、塔には入り口が無く、唯一中を伺えそうなところは、自分の身長の何倍もある場所についた窓だけだった。

…彼は迷った末に周囲を見渡し、誰も居ないのを確認して、神の力で自身の背に翼を生やし、窓の所まで飛びわたった。



そして出会ったのだ。

彼は、自分の運命とも言える少女に…。



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