AIって……
二千二十五年の十月頃だったと思う。
パソコンのタスクバーにコパイロットのアイコンがあることを見つけた。
インターネットで調べると、ズイブン前から無料で使える様になったらしい。
今流行のAIをただで使えるとなって、当初は心が浮き立ち、画像やら何やら試しまくった。
そして調子に乗って、[みてみん]に掲載し、当時書いていた物語に画像を掲載したこともある。
しかし、その後、世間はAIにアレルギーがあると知った。
世間から隔絶している我が生活。
何とも自分が世間知らずだったと思い知った次第である。
だが、AI自体は使い勝手がよかった。
資料を集めるのが格段に早く、知識の穴を埋めることにはすごい威力を発揮する。
公表する方がいいのか、しない方がいいのか――悩みに悩みまくった結果、公表することにした。
だって、文章は自分で書いたものだし、誤字は多いがつまりは直しているだけだし。
知識の足りない部分は補充するが、それは物語には必要な部分だった。
それすらもダメだと言われれば、もうお手上げだ。
図書館へ行って地道に何ヶ月もかけて調べろ。そういうことなのだろう。
AIに聞いてみる。
「公表した方がいいのか?」
【今は補助的に使用していると公表しても問題ない】
と出た。
然らば公表しようではないか。
数少ない読者が離れていくかもしれないが、自己満足の方が大事だ。
私が小説を書くのは、自己満足のためなのだから。
心に罪悪感を持ったまま、物語を書き進めることはできないだろう。
AIの指摘は鋭い。
今時は、カタカナ、ひらがな表記が多いらしい。
文字の大部分が、ひらがなに直されてしまう。
「これって、読みにくくはないのだろうか?」
疑問に思いつつも、素直に直していくが、途中で面倒になってしまい、結局、直さずそのまま、と言う結果になりつつある。
ただ、この頃コパイロットは、ちょっとお馬鹿になってしまった。
読書感想を書かせてみても、通り一遍のおべっかしかしなくなってしまったようだ。
AIって、頭がいいはずなのに、運営側の、調整で、日々変わって行く。
仕方がないので諦めるしかないのか。ただ、だし……。無料だからか?
つまらない七面倒くさい物語ばかり読ませたせいで、
AIが愛想を尽かしたのでなければいいが……。




