第七話 親ゴブリン
「グガァァアアア!」
ようやく何体もの子供を殺してきた憎き相手を見つけた親ゴブリンは、怒りを目に宿らせながら突っ込んでくる。
速い!
間一髪、真横に飛びのいて避けることができた。
先程まで俺がいた場所が凹んでいる。
「グウウウウゥ」
なんてパワーだ。
避けて正解だった。腕で正面から防いでいたら潰れていたかもしれない。
だが避けたぞ。俺の速度はこいつにも通用する。
それにこいつの攻撃は大振りで隙が多い。
それならカウンターで削る。
俺にしっかりとした目はないが、にらみ合いのようなものが続く。
動きがない。この間にもう一体が来れば俺は逃げるしかなくなる。
この位置・・・・・・いける。
俺は走り出す。後方の子供の方に。
「グェ?」
まさかこちらに来るとは思っていなかったのか、子ゴブリンは間抜けな声を出す。
しかし俺の敵はお前じゃない。
「グガアアアァアアア!」
お前だ。
待てとばかりに親ゴブリンは俺を追う。
《生存本能》が警鐘を鳴らし始めた。
ということは親が振り被っている。
今だ!
真横に旋回。その勢いのままに角腕を足に叩き込む!
グシャ
「グアアアァ!」
地面に伏したな!あとはパターンだ!
だが今のでわかったが、奴の体はかなり硬い。
自分と奴の勢いが合わさった今の一撃でもそこまで損傷させることができていない。
ならばどうするか。
もっと勢いをつけるんだ
羽を使って飛び上がる。
奴が頭を持ち上げるのにタイミングを合わせ、腕を上段に。
振り下ろしながら・・・・・・
突っ込む!
グゴッ
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ゴブリンを撃破しました。
経験値を獲得しました。
経験値が規定量に達しました。レベルアップします。
レベルが5→6に上昇しました。
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腕を引き抜く。
食べるのはまだだ。まだ残っている。
「グアァァァァ・・・・・・」
急接近。
「グッ・・・・・・」
グシャ
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ゴブリンを撃破しました。
経験値を獲得しました。
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