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第二話 初めての狩り、初めてのレベルアップ。

スキル≪生存本能≫?生きようとした意思が形になったのか?

 

スキルに思いをはせていると、子ゴブリンが、俺を探して歩き回っている。

スキル……戦えるか?

いや、≪生存本能≫だぞ。戦えそうな感じしなくね?

とりあえず……


生きるんだ。


岩裏の気配を探りながら、その動きの反対にそろそろと動く。

自分とゴブリンが通路に平行になった瞬間を狙って。


いま!


ビュビューン




ふう、何とかなったな。

だけど、さっきの子供のゴブリンでさえレベルが3もあったぞ。

こんな調子で居てもすぐ殺されるだろ、俺。

どうにか強くならないとな。

ひとまずスキルの確認だ。


ーーーーーーーー

スキル≪生存本能≫

効果  危険察知

     最適行動

     環境適応

ーーーーーーーー


なるほど。……最適行動って強そうじゃない?

まあそんなに便利な奴じゃないんだろうな。生存だし。

ともかく今はこのスキルでどうにかやりくりしていかなくちゃいけないんだ。

強くなるには実践が一番だ。

俺でも倒せそうなものから狩っていくしかない。



見つけた。

記念すべき最初の獲物は、黒光りするこいつ。流線形で速そうだけども、向こうの蛇腹の黒光りよりもマシだと思った。

気づかれないように真上に移動して……ダーイブ。

俺の体が黒光りの体をどぷっと包み込む。

おお、もがくなもがくな。逃げられないようにもっと力を入れてやるからな。こいつめ。

 

結構時間たったな。こいつももう動いてないし、そろそろ……


文字が浮かぶ。

ーーーーーーーー

魔ゴキブリを撃破しました。

経験値を獲得しました。

ーーーーーーーー

おお、

ーーーーーーーー

経験値が規定量に達しました。レベルアップします。

レベルが1 → 2に上昇しました。

ーーーーーーーー


ちょっとだけ、強くなったな。

1とか2とか、まるで誤差みたいな数字。だけども確実にさっきよりも強くなった。

ちょっとずつ行こう。この調子なら時間なんていくらでもある。

 

そう思いながら俺は再び洞窟内に意識を向けた。


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