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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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ダンジョン探索中に迷子になり、行き倒れて寝ていたら、最深部の【魔力溜まり】に浸かっていたらしく、魔力∞になってました ~脱出したら人類最強の魔術師扱いされたんだが、強い魔法は一つも使えないんだが?~

作者:白子団子
駆け出し冒険者である俺、リヒトは、初めてのダンジョン探索で早々にパーティーからはぐれ、迷子になってしまった。必死に脱出路を探すも力尽き、ダンジョンの奥深くで意識を失ってしまう。次に目を覚ますと、体中が異常なほど温かく、視界には「魔力:測定不能(∞)」というステータスが表示されていた。どうやら、行き倒れていた場所がダンジョン最深部の【魔力溜まり】だったらしく、その影響でとんでもない魔力を手に入れてしまったらしい。

魔力は無限大になったものの、生憎、俺は魔法の才能が皆無で、誰でも使える程度の魔法しか使えず、魔法使いの初歩の簡単な火の玉一つ出すこともできない。さらに困ったことに、この規格外の魔力が外部に漏れ出しやすいようで、周囲の魔物や環境に予期せぬ影響を与えてしまう。このまま地上に戻れば、きっと騒ぎになるに違いない。

「この魔力は、何としても隠さなければ…!」

魔力を制御しきれないまま、どうにか地上への生還を果たした俺は、目立たぬよう冴えない冒険者を装うことに決める。しかし、わずかに漏れ出す魔力が、皮肉にも周囲の勘違いを招いてしまう。

「あのショボい魔法、一見弱そうに見えるが…いや、あれは魔力を極限まで凝縮した結果だ!」「間違いない、彼は力を隠している!ただ者じゃないぞ!」

俺が意図的に弱々しい魔法を使ったり、地味な行動をとるほど、周囲は「実力を隠している」「何か深い考えがあるに違いない」と勝手に深読みし始めるのだ。ついには「人類最強の魔術師」「隠れた英雄」などと囁かれるようになり、難易度の高い依頼や、危険な陰謀に巻き込まれていく。

俺はただ、静かに冒険者を続けて、いつか故郷に錦を飾りたかっただけなのに、なぜこんなことに!?

これは、規格外の魔力を持ちながらも魔法が使えず、その力を隠そうとすればするほど周囲に勘違いされ、「人類最強」として祭り上げられてしまう主人公の、波乱に満ちた物語である。自身の無自覚な行動や、漏れ出す魔力が引き起こす予期せぬ現象によって、彼は否応なく世界の中心へと駆り出されていく。
1.始まり
2025/06/08 15:25
2.【結界魔法】
2025/06/08 15:35
3.【マッピング魔法】
2025/06/08 15:42
4.暴れ馬
2025/06/08 15:50
5.名馬
2025/06/08 16:05
6.勇馬
2025/06/08 16:17
7.生還
2025/06/08 16:30
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