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13話

PV500突破しました。

ありがとうございます!

お待たせしました。

感想、評価、ブックマークなどお待ちしております!

 

「いいねぇ! もっと笑顔で! そうそう!」


「こ、こうですか?」


「今度は凛々しい雰囲気で! オッケー! 別の構えもいっちゃおうか!」


「まだやるんですか?」


「もう少しだけお願い! 続けるよー!」


 どうして、こんなことに……。




 手続き任せちゃったなぁ。

 後輩なのにいいんだろうか?

 次があったら俺が手続きしよう。


「悪い、待たせたな」


「いえ。お任せしちゃって申し訳ありません」


「こっちから言い出したことだからな。気にすんなよ」


「ありがとうございます」


「それより……。お、きたきた」


 あれがルーカスさんのパーティメンバーか。

 5人。

 ルーカスさんを入れて6人のパーティってことだな。

 明らかに前衛だろうと分かるのは、大きな盾を持ってる人だけ。

 後衛は長い杖を持った人と、弓を持った人ってことだろう。


 ルーカスさんは槍使い。

 前衛だろうけど、中衛ってこともあるのか?

 まぁダンジョン入ってみれば分かるけど。


「みなさん、はじめまして。シュウです。よろしくお願いします」


「よろしくな! 俺はライアンってんだ」


「オイラはコルニ。足引っ張るなよ?」


「精一杯頑張ります」


 ライアンさんが大きな盾に小型の斧。

 コルニさんは短剣の二刀流ね。


「ウチはカリーナ。よろしく」


「よ、よろしくお願いします。リズっていいます」


「アタシはイヴリン。楽しもうね!」


「お願いします」


 カリーナさんの武器は杖、リズさんは弓、イヴリンさんは……?

 グローブ付けてるってことは拳闘か?

 ただの防具かもしれないけど。


 それにしても……。

 ルーカスさんが言う『変わり者』らしき人は見当たらないけど?

 みなさん話してみた感じ、良い人そうだし。

 コルニさんも挑発っぽい言い方してるけど、ただの悪ガキ風なだけだと思う。


「ねぇねぇ。ちょっと構えてくれない?」


「おい、イヴリン……」


「いいじゃん少しくらい! どんな人かを知るためにも必要だって!」


「ったく。すまない、シュウ。少しだけ付き合ってくれ」


「はい」


 構えるって、普通にすればいいのかな?

 俺を見る目が少し怖い気がするんですけど。

 変わり者って、イヴリンさんのことなのかも。


「いいよ! そんな感じ! 剣も振ってみようか!」


「はぁ……」


「ほらほら! 早く早く!」


 間違いない。

 この人だ、変わり者。




 そんなこんなで今に至るわけで。

 めちゃくちゃ色んなポーズを取らされたりしたんですが。

 聞くの怖いけど、何の意味があるんだ?


「そろそろ終われ、イヴリン」


「はぁーい」


「すまんかった。イヴリンは、ある意味マニア気質なところがあってな」


「そうなの。まぁ天啓を活かすってのもあるんだけどねー」


「天啓のこと話しちゃって大丈夫なんですか?」


「大丈夫、大丈夫。戦闘に関する物でもないしね!」


「シュウも言いふらすようなことはしないだろ?」


「そんなことするつもりはないですけど……」


「まぁ気にしないでよ! ほとんどアタシの趣味だからね!」


 趣味ですか。

 ほとんどってことは、100パーセントではないってことかも。


「実は私の天啓は《念写》ってやつでね。頭の中の画を魔力で写し出せるの」


「すごい天啓ですね」


「いろいろと制限もあるんだけどね。それで、いろんな戦闘姿とか記憶してるんだ」


「なるほど……」


「良いように言い過ぎだ、イヴリン。マニア的な欲求を満たしたいだけだろうが」


「まーね」


 さっきまでの雰囲気どこいった。


「でも欲求を満たすなら、ルーカスさんとかの方が良い画を撮れそうな気もするんですが」


「アタシが欲しいのは、ただ見た目が良いとかじゃないのよ」


「といいますと?」


「顔がどうとかじゃなく、君には内側から出てくる何かがある! どこか深い魅力がね!」


「ありがとうございます?」


 褒められたと捉えても、よろしいんでしょうか?

 んん?

 顔はそうでもないって言われたのと同じよね?

 褒められてるか、これ?




「おい。そろそろ行こうぜ。待ちくたびれたぞ」


「コルニが正論を言うとはな」


「おい! 馬鹿にすんなよな!」


「お、落ち着いて、コルニ」


 仲良さそうなパーティだなぁ。


「じゃあダンジョン探索スタートしよう」


「はい!」




 もう慣れたもんだな、このダンジョンに潜るのは。

 まだ1階層だけなんだが。

 2階層しかないから、もう1階層潜っても良いんだけどさ。


「まずは俺たちの普段の狩りかたを見せよう」


「お願いします」


「よし、やるぞ!」


 こういう陣形なのか。

 盾を持ったライアンさんが先頭で、その半歩後ろに槍使いのルーカスさんと二刀流のコルニさん。

 後衛にカリーナさんとリズさんの杖、弓コンビ。

 最後衛がイヴリンさん。

 バックアタック警戒のためかな?


 ちょっとだけ縦の長い陣形だな。

 まぁでもバランス良いのか。

 どんなパターンでも対応できそうだ。




「こんな感じだ。どうだ、気がついたこととかあったか?」


「いや、連携が凄いということくらいしか」


「そうか」


 マジで、そうなんだよね。

 こんなところの魔物で相手になるレベルじゃないのは分かる。


「ここでの戦いでは測れないかもしれません」


「まぁ攻撃もしてこない相手だもんなぁ」


「俺なんて盾役だぞ? こんな大盾持ってるのに役に立たないんだから」


「それもそうですね」


 押し込むか、ぶん殴るしかないもんな。

 盾とは?


「でも、それぞれの攻撃のタイミングとか素晴らしかったですよ!」


「そこだけは自慢だ」


「じゃあ次は俺ですかね?」


「ああ。頼むわ」


「はい」


 とりあえず、狙うはアーマーアント!

 学習できるかは分からないけど、甲殻の厚いところを斬ってやりたい。

 絶対に両断するんだ。

 ちょっと硬いといっても、ここに出るくらいの魔物は簡単に倒せないと。




「相変わらず硬いな、コイツ!」


「なぁ……」


「なんでしょう、コルニさん?」


「親の仇みたいにアーマーアントを狙ってるのは何なんだ?」


「あはは……。弾かれたりするのが悔しくて」


「ものすごい執念だったぞ。ちょっと引くわ」


「ええ!?」


 引かれちゃったよ。

 確かに、メチャクチャやる気出して狩ってはいたけどね。

 そんなに血走ってたかね?


 それにしても学習できない!

 ほんとにスキル的なのを持ってないって可能性がある出てきたか?


「じゃあ合同訓練を始めよう。シュウも前衛で良いよな?」


「はい」


「気をつけろよ? 弓矢やら魔法やらの射線に入るなよ」


「そうですね」


 ソロやマルクとのコンビでは考えたこともなかったからな。

 ちゃんと気にしないと。

 背後から撃ち抜かれちゃうよ。




「危なかった……」


「今のは確かに危なかったな。少し掠ったんじゃないか?」


「ちょっと攻撃に手応えありすぎて、後ろへの注意が疎かになってたかもしれないっす」


「パーティ戦の難しいとこだよなぁ」


「もうちょい続けていいですか?」


「おう。どんどんやろう!」




『ユニークスキル《甲殻防御》を学習しました』


「い!?」


「どうかしたか? なんかあったか?」


「あ、大丈夫です」


 スキル入手できたよ!

 アーマーアントめ。

 今まで何体倒してきたと思ってやがるんだ。


 ーユニークスキル《甲殻防御》ー

 アクティブ・甲殻を生成し防御を固める


 甲殻を生成し?

 俺の身体に甲殻を作り出して、防御力を上げるってこと?

 それは人の範疇なのかい?


 獣人って虫のジャンルあったっけ……?

 こっちの世界には獣人がいるのも知ってるけど、虫人っていたような、いないような。

 記憶が定かじゃない。


「そろそろ帰ろうか」


「そうですね」


「何かしら収穫はあったか?」


「ありました。いろいろと勉強になりましたし」


「そりゃ何よりだ。俺たちも新しい感覚を得られたような気がするよ」


「良かったです!」


 少しでも役に立ててればオッケーだ。


 ダッシュラビットは、もう学習できないのかな?

 アーマーアントもキツそうだし……。

 スキルを得ると考えた場合だけ考えると、効率悪くなりそうだな。

 経験としては積めるから良いけど。




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