脆くて儚い心
ガラスのように脆い心
その瞳は遠くを見つめていた
風は冷たく 夜の帳が降りる
都会の喧騒は遠く
静寂だけが彼を包み込む
僕の心の中の孤独な庭
星の光がわずかに揺れ
夢の破片が散らばる
過去と未来の狭間
迷宮への入り口
月の光が影を長く引き
涙は夜露のように輝く
見知らぬ世界の片隅で
何を求め 何を失ったのか
音もなく時間は流れ
記憶の川を遡る
遮られた木々
立ちはだかる
この庭に咲く花々は
悲しみと希望の象徴
愛しさと切なさが交差する場所
孤独の中で見つけた光
引き千切って
僕のものにする
少しの慰めになる
はぐれた心の在りか