表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/130

わし 転生しちゃった



     

      90%の国民はアホだ…



どれくらいアホかと言うと喜んで毎年数100万円捨ててる、それに永遠に気付かず、お金貯まらな〜いとか言ってるくらいアホ


ま…支配者からすれば、最高に都合が良い、支配者や経営者にとって都合の良い社会構造になる理由は



    『絶対に教育で教えないからだ』



役員達「社長!!どこですか社長!!」


あ〜五月蝿い、わしは和氣虎吉、超ワンマン経営でIT事業、家電事業、製薬会社、金融事業(銀行や保険)、エンタメ事業などで、一代で1部上場を果たした経営者である


わしをよく知る友人は、歩くWikipedia とか、歩く好奇心とか色々と言うが、わしもそう思う、その結果が多角化経営に繋がったんだろう


世間では伝説の経営者とか言われているが、世の中は需要と供給で成り立ってるんだから、市場(需要)を見つければ簡単なんだけどね


社員の生産能力を引き上げるには、超無能を装って、責任は取るから好きにしろってパターンが1番生産性が上がるんじゃ無いかとウ○コしながら考える


役員達「社長!!社長ーー!!」


わし「ここじゃ、ここ」


役員達「社長!!何してるんですか!提携先との会議が!!」


わし「ゆっくりウ○コくらいさせろ」


役員達「もう30分も待たせてるんですよ」


わし「分かった分かった」


会議室に向かい、提携先の重役達を一瞥


提携先重役達「お忙しい中すいません」


わし「あー待たせて、すまんすまん」


提携先は、我が社の高い技術が無いと製品化が難しい、だからこちらが頭を下げる必要も無く、殿様商売が出来る、開発費にすんごいお金かけたしね


契約書に目を通して、軽くロイヤリティを釣り上げ、ハンコを押す、今日も簡単な仕事だ


次は、次世代エネルギーの核融合炉やロボット産業やAIやビッグデータにもっと金を突っ込むか


エネルギーや情報はいつの時代も金になる


そんな、ただの作業に近い事業にも飽き飽きだ


やはり経営は1から上手く行くまでが面白い


もっと長生き出来れば量子テレポートを完全に再現して、数百光年先の星に移民事業とかやりたいのぅ


そんな未来に夢を馳せなが…


ドクン!


わし「うっ!!ぐっぅ」


役員達「社長!!社長!!おい!!大変だ救急車を

呼べ」



遠のく意識の中



わし「本当ダメな役員達だ、しかし、この感じは死ぬな、優秀な右腕を作るべきだったな、少し急ぎすぎた人生だったか…生まれ変わったら、未来で、恒星からエネルギーを取り出すダイソン球とか実現させたいなぁ…」


死に際でも割と冷静に物事を考えるなと、自分に関心する



どれくらい時が経っただろうか


人によっては、数秒かもしれないし、数年かもしれない、時間を引き伸ばされた感覚と言った方が早いだろうか


















目が覚める




おお、病院か助かったのか


あれ?手が小さいぞ、皺も無い


メイド「坊っちゃま、坊っちゃま、朝ですよ!」


んんんんんんん?


なんじゃコレは?


時代遅れの服に時代錯誤な建物


まさか…最近、我が社のエンタメ部門でやたら伸びてる、転生したら何々だった件的な奴か???わしも好きでたまに息抜きで見てるぞ


チート能力!!魔法と剣の世界とか…これはこれで憧れるじゃ無いかwww


湧き上がるテンションを抑え


わし「おはようございます」(キリリ)


わし「ところで僕の名前って何ですか?」


メイド「何寝ぼけてるんですか、マルス坊っちゃま、今日は朝食後に午前は座学に剣の訓練ですよ、」


きーたーわぁー!!


しかし、思い描いてた未来じゃなく、古めかしい時代なのね


ワクワクしながら午前の座学


わし「………。」


一言で言えば拍子抜けだ


色々と質問したが、どうやら魔法は無いみたいだ…時代は中世辺りか、天動説とか言ってるし、生態系もモンスターとかムネアツな存在は無く地球と一緒、物理法則も、わしのいた地球と一緒だ、ツマラン


しかし良い情報もあった!!どうやらマルクス王国とかって国の跡取りらしい、俄然やる気が出るじゃ無いかwwwハーレムだハーレムwww


それに、わしはチート能力で剣で無双する!!


もうドキがムネムネで午後の剣の訓練


わしの先生は元国王直属騎士団長で名はカインと言う


カイン「マルス様、今日はやけに機嫌がよろしいですな、カイン、いつも以上に指導させてもらいますよ」


わし「ふはははは、カインよ!!わしの邪眼…ぶへらぁ!!!」


わし「ふっふっふ、なるほど…飛天御○流…ぐはぁぁ!!」


余裕でボッコボコにされる…


あれ?全然ダメじゃないか(泣)


と言うか…よくある転生前に神とやらが現れて、色々な能力をくれる的なイベントは無かったな…(号泣)


そんな悲哀に満ちた毎日が過ぎ、転生から数週間、自分の置かれてる状況をある程度は把握する


どうやら、わしは、3大国に囲まれてる弱小国マルクス王国の跡継ぎ、北はレガシィ大帝国で大陸最大の軍事国家だ東も大国ウゴン王国、西は聖カトレイア国、宗教国家でこれまた大国だ


それに引き換え我が国は城下街には活気が無く、浮浪者やゴミも多い、主な産業無し、銀本位制で国民経済は貧困、奴隷制もあるみたいだ、地政学的には大国の橋頭堡とも取れるし、大国の緩衝地帯とも取れる


2大国なら絶好の橋頭堡だが、3大国なので緩衝地帯と読むが、結局はジリ貧だ


父王は病に伏せってる、母上も病死、妹はいるみたいだ、兄達は夭折し、(奸臣による毒殺説が濃厚) 最後に残った跡継ぎのわしはまだ10歳、兄の夭折を不審に思った、剣の訓練をしてくれてる元国王直属騎士団長カインが、城下にある屋敷でわしを育ててくれてる


状況が悪いと言えるが


高い壁の方が経営者的に燃えると言う物


それに何とかなりそうでもある、現代人は金貨や銀貨が紙幣に変わる転換期の歴史を知らないだろう、学校では絶対教えない歴史だ


皆んな知らない紙幣の歴史…紙幣作って金融革命を起こせばお金は無限に作れる(ニヤリ)


ただ…前準備に結構時間がかかるのが難点だけど



次回に続く…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ