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第82話 管理者クラスになった件

自分のステータスを確認したらスキルなどの項目が色々と変わっていた。オレは急いで中身の確認を行う。


まずは、新しく増えた物理攻撃力、物理防御力、魔法攻撃力、魔法防御力だな。これは感覚的に意味が分かる。まあ、そのままの意味だろう。問題はその数値だが・・・



物理攻撃力、これは自分のレベル並だな。まあ特に鍛えてはないからこんなものだろう。


ところが、魔法攻撃力と魔法防御力は明らかにオレのレベルを超えた数値を示している。これはつまり攻撃力にはギルの補正ブーストが、防御力にはゴルの補正ブーストが加算されているということだ。





うん?オレ今、当たり前のように結論出したな。まるで前から知っていたかのように。

なるほど、コレが管理者権限によってオレが得た能力ってことか。



この世界の良いところは、スキルなどの特殊能力を身に着けた際すでにその使い方が分かっているという点だ。現世で言うなら新しいゲームソフトを買った場合、その操作方法に慣れるまでにそれなりの時間を費やすのだがそれが全くない。



ストレスなく新しいスキルを使う事が出来るのは非常にありがたい。と言うことで次のスキルを見てみるか。



次は魔法練度、これもその名の通り魔法を扱う際の練達度を示す数値だ。




そもそもレベルというものが存在するこの世界だがほとんどの人間は自分のレベルを把握していない。まあ、鑑定持ちから鑑定して貰う必要があるのだが、その鑑定自体がレアスキルだからな。


加えてヒノモト国民のおおらかなと言うか、いい加減な性格も関係している気がする。自分の大体の強さが分かればいいだろうと。その点冒険者のランク制度は、非常に便利な制度だ。何しろある程度の強さがそれで測れるからな。



そう言った理由によりよほどの強者か物好きでなければ自分のレベルや強さを数値として把握していないのだ。更に言うなら鑑定持ちでも詳細な鑑定は出来ない。今までのオレの鑑定結果のようにせいぜいHPやMPが表示されるだけだ。



ところが管理者クラスを始めとした支配者階級にとっては、それがいい具合に作用するのだ。何しろ聖戦はおろか人族最強決定戦なども極秘裏に行われるんだからな。


9尾の銀狐クラスの強さが最強だと思われているところに、コジロウみたいな圧倒的な戦闘力を持った者もいるって事が分かればパニックになるかもしれない。



つまり、一般市民は何も知らない方が支配者としては都合がいいのだ。なるほど、個人情報保護の法律もそう言う趣旨でケンが施行したんだな。



おっと、話が大幅に逸れてしまった。つまり一般市民レベルだと魔法練度という概念があることすら気付かないって事だ。スケさんはそれを経験の中から学んだことになる。さすがだ。そしてこのオレも暇さえあれば、魔法練度を上げていたからこの数値になったって事だよな。今までの修行は知らず知らずのうちに身になっていたんだ。



そして魔法創造力、これはオレみたいな異世界人特有の力と言ってもいいかもしれない。そもそも魔法を新しく創造しようって感覚はこの世界にはない。なにしろ前例がないからな。だが、オレみたいな色々な異世界転生モノのラノベ読んでいるようなヤツからすると魔法を創造したり合成するのは当たり前の感覚だ。この数値も当然の結果と言える。





そして一番重要かもしれない情報がこれだ。「限界突破」これは・・・











「おい、もういいか」

「は、はい」






オレが自分のステータス確認に夢中になっているのが面白くないのだろう、ゼウス様がイライラした表情でオレを急かす。まあいい、検証は後でゆっくりとするか。



「お前、アカシックレコードって聞いたことあるか?」



確か宇宙の真理だとかなんとかってヤツか?この世界の出来事について何でも記録されている所謂データベースなんだよな。



「まあ、大体合っているな。この世界の理ってヤツだ。管理者になれば、このアカシックレコードへのアクセス権限が与えられる。もちろんランクによって制限は受けるけどな」



なるほど、さっきからこのアカシックレコードに無意識のうちにアクセスしてたってことか。凄い物だな、今ならどんなクイズ番組に出ても優勝できる気がする。




「おい、くだらないこと考えてるんじゃねえぞ。お前忘れたのか?」

「は、いえ、そんな事は・・・」




それにしても考えていることが全部伝わっちゃうって本当に困るなあ。オレみたいな煩悩の塊みたいなヤツは常にくだらない事考えてるからゼウス様を怒らせちゃうよ。



それはそうと、アレの事ですよね。他の聖獣との戦いのことでしょ?


「そうだ、まあオレは本来中立の立場ではあるんだが・・・知っての通り、聖戦はかなり厳しい戦いになる。少しでも強い戦力が必要なんだ」

「はい」



そこでゼウス様は、オレの方を指さしながらギンと睨みつける。



ひええええええ、目力強すぎだろ。へびに睨まれたカエルとは正にこう言うことなんだろうな。



「お前、絶対人族の代表戦勝ち上がれよ。絶対だからな」

「は、はひ?」


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