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第13話 コタロウの覚醒

ブックマーク登録頂いた方、ありがとうございます。これからもできるだけ毎日更新していきますのでよろしくお願いします。

ネコネコスティックを食べた瞬間、コタロウが光りだした!!



ピカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!



「ま、まぶしい」


あまりのまぶしさにオレは顔をそむける。真夏の太陽を直視するよりもまぶしい。



と暫らくたって、徐々に光が弱まっていく。



そしてその後、すうーーーっという具合に光が消えた。



オレはまだ目がくらんでいたが、近くにいるハズのコタロウに声を掛ける。




「おいコタロウ、大丈夫か?って おおおおおおおおおおおおおお!」




ソコには、コタロウではなく超巨大なトラがいた。



「あ、あわわわわわわわ」



情けない事にオレは、またその場で腰を抜かしてアワアワ言うだけだ。



その時、



『ご主人サマ、大丈夫ニャ?』


と声が聞こえる。



「え?え?」


とよくよくそのトラを見てみる。超巨大なトラだ。5,6メートルはあるだろう。

だが、そう言えばふつうのトラ柄ではない。キジ柄だ。そして足元を見ると



「あ、白い靴下はいてる!」



コタロウはキジ柄のネコなのだが、足元だけ毛が白い。そうまるで靴下をはいているように。



「お前、コタロウなのか?」



『へんな事いうご主人サマだニャア。僕はコタロウに決まってるニャ』



と、ここで今まで沈黙していたアイが口をはさむ



『驚きました。コタロウさんは、聖獣様だったのですね?』


「え?聖獣?」


『はい』


なんでも聖獣とは、その圧倒的な攻撃力と数々の特殊スキルをもって勇者と共に戦う伝説の獣なのだそうだ。


「はあ、伝説の…」


そんな聖獣様になぜ、ウチのコタロウが?

『おそらく、こちらに渡った際に、魂が適合したのでしょう。そしてその魂を震わす出来事に出会ったために、聖獣として覚醒したのだと推察します』


ネコネコスティック食って覚醒とか。どんだけだよ。


と、コタロウをまじまじと見つめてみる。


「あれ?なんか全体的に青白い炎のような...」


そう言えば、さっき戦った山グリズリーも同じようなものがあったな。あれよりもずっと力強く燃えているけど。


『それは、闘気ですね』


闘気を身に纏うことにより身体強化や防御などを行うそうだ。


そして会話が出来る能力。実際には、念話というスキルでコタロウの声はオレにしか聞こえないそうだが。


実は、コタロウから念話で話しかけられた時、オレは思ったほど驚かなかった。どころかその事実を割りとすんなりと受け入れられた。今までは言葉は通じなかったが、なんとなくコタロウの言いたいことは分かってたからだ。その表情やしぐさで。犬もそうであるが、ネコの感情ってすごくしっぽに出るんだよな。


そうは言っても、コタロウと言葉で繋がったのは素直にもの凄く嬉しい。そしてコジロウとも話す事ができるハズで、また楽しみが増えた。




「あ、それよりも今のコタロウのステータスを確認してみるか。おい、コタロウ」


『ニャア?』


とコタロウを鑑定してみる。



「鑑定結果」


コタロウ

種別:白虎ビャッコ

HP:971

MP:0

特殊スキル:闘気 剛力 隠密 神速 感知



9尾の銀狐よりも強い…


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