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Restart of youth  作者: PeDaLu
4/6

交錯

それぞれの思惑が交錯する。その結果。。。

===4===


~奈月・永瀬 Side~


「ねぇねぇ奈月、私どうしたら良いと思う?梶原、例の女の子を気に入ったみたいで。ここは先に告白して梶原を捕まえた方が良いと思う?でも言えるのかなぁ」


「さあ、知らないわよ。永瀬が告白したいならすればいいと思うよ。私のことは気にしないで」


「いいの?本当に?奈月も梶原好きなんでしょ?」


「いいもなにも。決めるのは梶原でしょ。私に許可を取る必要はないわ」


「分かった。じゃあ、遠慮なく」


「それとは別にちょっと買い物に付き合ってほしいのだけれど、良いかしら?ちょっと欲しい本、ライトノベル?とかいったかしら。それが欲しいのだけれど、お店に一人では入りづらいの」


「別に構わないけど。入りづらいってどんなお店なのよ……」


週末に私は永瀬を連れて買い物にでかけた。本が沢山ありすぎる……。どれが面白いのか分からない。表紙で選べば良いのかしら?アニメ化って書いてあるのが良いのかしら?永瀬に聞こうと思ったけれど、連れてこられた私が分かるわけないって言われるだろうし。有坂はどういうのを読んでるのかしら。まぁ、適当に買いましょう。読んでみないとライトノベルっていうのがどんなのか分からないし。


「で?結局どんなのを買ったの?」


「これ。私も内容は知らないのだけれど、売れてるって書いてあったから」


「なんか、よくわからないけど……。ちょっと見せて。ところでこれ、私が付き合う理由あったの?折角来たから私の買い物にも付き合ってもらうわよ」


~瀬名原・梶原 Side~


「で?なんで有坂先輩がいないの?」


瀬名原は梶原って人が一人で、有坂先輩が居ないことに腹を立たてているようだ。


「いや、途中までは一緒だったんだけど……。なんで僕が一緒に行かなくちゃいけないんだ、ってドアが閉まる寸前に秋葉原で降りちゃって。瀬名原さんを待たせるわけには行かないからとりあえず自分だけで……」


なんで先輩が居ないのよ。コレじゃ来た意味がないじゃない。この梶原って人には悪いけども私は有坂先輩が全てなの。


「ごめんなさい」


「え?」


私は有坂先輩を追いかけて電車に飛び乗った。梶原って人も後を付いてくる。「空気読みなさいよ……」そう思ったが、ここで話してる時間はない。とりあえず電話だ。どこにいるのか確認しなきゃ。秋葉原の駅に降り立ったと同時に電話をかけた。


「有坂先輩!どういうことですか!?今、どこにいるんですか!」


「いや、今は……あ……」


流れる店内放送。あ。アキヨドにいる。


「今から行きますから、そこから動かないでください!」


「ちょっと!瀬名原さん!」


梶原の声が虚しく響く。人混みの中に瀬名原は消えてしまった


~奈月・永瀬 Side~


「ねぇ、アレ、梶原じゃない?誰か探してる感じだけど。おーい。梶原!誰探してるの?手伝おうか?」


「あれ。永瀬に奈月じゃねぇか。丁度いいや。この前写真を見せた瀬名原さんを探してる。あの子、有坂を探しに行ってはぐれちゃったんだ」


「逃げられたの?梶原、それフラれたってことなんじゃないの?追いかけてどうするの?」


「まぁ。そうなんだけど……。あ。有坂だ。捕まえておくか」


梶原はお目当ての女の子に逃げられたのか……。コレはチャンスなのかな……。永瀬はそんなことを考えながら奈月の様子を伺っていた。


~All members~


「あ!有坂先輩!やっと見つけましたよ!もう逃げないでください!」


「あれ。瀬名原さんが戻ってきた」


有坂、瀬名原、梶原、奈月、永瀬の5人は顔を見合わせる。そして奈月はなにがなんだか分からないのでどういうことか有坂に説明を求めた。


「いや……その……な?」


「私が説明します!有坂先輩に一ヶ月以上前に告白してるんです!なのに先輩逃げるんです!ちょっとまってくれとか言って!」


「有坂くん。どういう事かしら?とりあえず、お店に入りましょうか」


奈月に腕を掴まれてカフェに連れて行かれる。ほかの面々もその後に続く。永瀬はなにがなんだかわからないと言った顔をしていた。


「で?どう言うことなのかしら」


奈月の声が低い。機嫌が悪いときの声だ。全員から痛いほどの視線を感じる。コレが修羅場ってやつなのか。


「どこから説明したらいいものかな……」


「やっぱり私が説明します。一ヶ月ちょっと前に私が有坂先輩に告白したんです。返事はちょっと待ってくれって言われて、今まだ返事を貰ってません。それと、それが分かってるのに有坂先輩は梶原先輩を私に紹介したんです」


「有坂くん?これはどういうことなのかしら」


奈月の声が更に低い。僕が答えに窮していると奈月が見かねて仕切りだしてくれた。


「ちょっと整理するわよ。瀬名原さんは有坂が好き。梶原は瀬名原さんが好き。永瀬は梶原が好き。有坂は何となくだけどまだ私が好き。こういう事かしら?」


「ちょっと!奈月!なんでさらっと大事なことを言うのよ!」


永瀬は突然代理告白に抗議する。梶原は自分と永瀬を交互に指さしている。


「いいじゃない。こうでもしないとあなた、言わなかったでしょ?で、有坂がちゃんと返事をすれば丸く収まるんじゃないの?ちなみに私はこの前まで梶原が気になってたけども。今は有坂が気になるわね」


奈月もさらっと結構なことをいう。瀬名原が奈月をびっくりした目で見ている。


「なんでですか?奈月先輩、有坂先輩をフってるんですよね?なんで今更そんなこと言うんですか?あと、梶原先輩。そういうことなんで諦めてください。ごめんなさい」


瀬名原の言うことももっともだ。それに奈月の気持ちが全然分からない。今好きだと言えば成功するのか?


「それじゃ最後に。年末の2年参りは、このメンバーで行きましょう。それで年明けと同時に各自返事をして頂戴。梶原は永瀬に。有坂は私と瀬名原に」

次回、クリスマス

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