表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Diamond Angels  作者: 靉靆
3/3

担任

「はい、それでは皆さん。今日からここが皆さんがお勉強をする一年一組の教室です」


 一人の若い女性がにこやかに告げる。

 入学式を終えた一年生は体育館から退場してそれぞれが所属するクラスの教室へと移動していた。

 新稲手小学校では少し変わった手順で入学式を行っている。

 一年生が所属するクラスは入学式の当日まで生徒の保護者にも知らされない。入学式の為に登校する一年生と保護者は多目的室と呼ばれる教室へと集められる。そこは生徒数の減少により使われなくなった新稲手小学校の教室を複数繋げた場所であり、新入生とその保護者であれば集まっても十分余裕がある場所だった。

 そして、全ての入学式参加予定者が集まった所で新入生のクラスが発表される。

 しかし、この時点でも担任は知らされない。担任が判明するのは入学式の途中だった。


「そーれーとー、皆は私の名前を覚えてるかな?」


 女性が生徒達に問いかけると生徒達は、入学式で呼ばれていた名前を思い出しながら一斉に答えた。


「「「まりなせんせー!!」」」

「はい、大正解。私の名前は東條満里奈(とうじょうまりな)です。改めて皆さん、よろしくお願いします」

「「「よろしくおねがいします」」」


 生徒達の明るい声が教室に響き渡った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ