月の名同士の衝突・無人島脱出篇part26 “サイエンティストォ♪„
ドアを開けるとそこは薄暗く、壁に監視カメラだと
思われるモニターがズラリと並んでいて、横の方にも
ドアが多くある。そしてモニターの前にあるイスに人影が。
俺は斬月を担ぎ、迷わず銃口を向ける。
するとイスをこちらに向け、振り返る。
振り向いて来た人物を一言で言うならば白い。
長い髪の毛も肌の色も真っ白で、服装も白衣に白いダボッとした
ズボン。唯一色が違うのは目で、目は赤い。
身長は諫早 皆月位の高さだ。
「おぉぉおぉおぉぉぉおーーー↑↑↑君が、あの。
すまないが銃口をさげてくれまいか ?」
真っ白なその人物はそう言うと俺の周りをうろちょろする。
「オイ、いきなりなんなんだお前。お前が長門 嘉月が言っていた
奴なのか ?なぁ、答えろ。」
俺は相変わらず銃口を下げない。
「やっだなぁーーー↓↓↓テンションだだ下がりだぜ♪」
なんなんだ本当に。こいつはまさか俗に言われるキチガイか ?
「で、お前は ?」
「あ、わったしーーー!?!?私はねーーー♪島 鮮科。
無人島の島に鮮やか科学と書いて島 鮮科よっろしくーーー♪
あ、ちなみに人造能力者研究開発局の元研究主任だったよー♪」
「お前がか ?冗談は止してくれ。」
俺は思わず笑い、自然に銃口が下がる。
「冗談じゃないってばーーー♪ほら、証拠にぃ、
私をこんな所に閉じ込めてぇー監視してた、諫早 皆月くん
いるじゃない。あとは五十嵐 喰月とか長門 嘉月とかとかぁー
力のある月の名の持ち主なら知ってるんだよー♪
あと、君。神代 睦月くんにもすっごく興味が.....。
他には......そうそう !!君の持っているその月の石、何かが違うって
気づいたかなぁーーー ???」
「あぁ。五十嵐 喰月が持っていた月の石と明らかに色が違った」
「うーん。色だけじゃぁないんだよなー。なにせその月の石
作ったの、私だもの。Fooooooooo↑↑↑はいはい、拍手ぅー !」
「それは一体どういうことだ」
「やっと信じてくれたみたいだねぇーやったぁー♪」
「あぁ。この際信じるしかないだろう」
「じゃあ、解説しよう。私について、月の石について」
謎の人物、島 鮮科はどこから出したのかメガネを取り出し、
口調もあのキチガイ口調から真面目な、まさに研究者といった
雰囲気を醸し出し、そう言った。
果たして、島 鮮科という人物は長門 嘉月の言っていた人物なのか。
月の名同士の衝突・無人島脱出篇新キャラおさらい
木枯斬月
インファストラス・ムーン=スノー
スヴャストラス・ムーン=スノー
諫早皆月
島鮮科




