月の名同士の衝突・無人島脱出篇part25 “監視者との決着„
諫早 皆月は俺がハンドガンで跳弾を撃った事により、
更に自身のスピードを上げた。が、そのお陰で1つ分かった。
諫早 皆月は先ほどの血を踏みつけたのだ。
すると床には綺麗に足跡がつく。その足跡はただの足跡ではなく
歩幅が限りなく狭い。ということは足が地面についている時は
速いということになる。じゃあ、こちらが地面に足をつけていないと
どうなるか。
「ハハハッ。分かったよ。そういうことだったのか」
俺は諫早 皆月の攻撃してくる隙をみて月の石を大きな鎌にする。
「そんな大きな鎌を一体どうするんだい ?」
諫早 皆月が余裕そうに足を止め、問いかけてくる。
「こうするんだよ」
俺はそう言うと月の石で作り上げた多きな鎌を天井に投げ、
突き刺した。そして俺は前に遭遇した月の名の持ち主との戦いの
要領で高く飛び、鎌の持ち手を掴み、ハンドガンで跳弾をまた
撃ち続ける。それを見た諫早 皆月は銃弾を避けつつ、
話し掛けてくる。
「あー。なるほどね。僕の力を見破った訳かァ。やるねェ♪
そう。僕の力は足が地面についているときだけ。ジャンプしても
高さは変わらない。だけど君はそのままぶら下がって居られるの ?」
確かに。このままぶら下がっているのは無理だ。
だが、ただ俺はぶら下がっている訳ではないんだ。
「終わりだ。諫早 皆月」
そう言うと俺は鎌を大きく振りかぶり、諫早 皆月が銃弾を
避けているのを見て、一部の天井を落とす。
その天井は丁度諫早 皆月の上だ。
「んな !?アッハハハハァ...。そういうことだったわけか。
僕の力をも利用したのか。流石♪」
そう。俺はハンドガンで直接諫早 皆月を狙ってはいなかった。
俺はハンドガンで諫早 皆月の周りを撃った。
まるで跳弾で周りを囲むようにだ。すると自然に諫早 皆月が
動き回れる所は制限される。そこに上部からの攻撃という訳だ。
そして天井は監視者、諫早 皆月へと落ちる。
「終わったか..............。誰も傷つけないって筈だったのに。
だがここで退いていたら俺が殺られていた。苦渋の決断だったんだ。
許してくれ。例え敵だとしてもな」
落ちた天井の中から諫早 皆月が血まみれになりながら
立ち上がり、言う。
「な、に勝手に.......終わらして.....いるんだよ。
これからだよ..........ハハ、.........ハハハッ」
というと、諫早 皆月はまた地面に突っ伏した。
本当に終わった様だ。俺は人を......。クソッ。
俺は人をやってしまったという絶望に顔をうずめ、
諫早 皆月の胸ポケットから先に進む為のカードキーを取り、
壁に飛ばされ気絶した斬月を抱え、扉に手を掛けた。
だが諫早 皆月はこんなところでは死んでいない。
じゃあ、どういうことだ。
ということをなぜかずっと考えていた。
どういうことだ。それは俺には分からない。




