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脱出不可能  作者: 風雷寺悠真
第7章月の名同士の衝突・無人島脱出篇
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月の名同士の衝突・無人島脱出篇part21 “脱出ではなく突入„

そして俺は拠点にあった粘土状の四角いものを取り出した。


「これがなんだか分かるか ?」

「えっと単純に粘土 ?」

「文月は不正解っと。次は斬月」

「えーと...。砥石 ?」

「あー。斬月おしい。不正解」

「じゃあ次、山吹さん」

「C4プラスチック爆弾」


山吹さんはどこから取り出したのか分からない

本を片手に持ち、読みながら答えた。


「そ。その通り」

「ですが先輩、それをどうするのですか ?」


「この建物は周りを塀で囲まれている。入れる所は今、

俺達が目にしている正面の門。裏にももう1つ門がある。

塀の周りには運良く警備している奴は居ないが

敷地内の門付近や中には大勢居る。これをクリアするには

まず、正面の門に爆弾を1つ。そして裏にも爆弾を仕掛ける。

そして正面の門だけを爆破させて門付近と庭園を警備している

奴らを集めたら文月が陽動。つまり鬼ごっこ。その後

裏を爆破。裏は2、3人しか居なかった筈だから無力化して

裏から突入すると言うわけだ」


「なるほど」

「マジか。俺は陽動、と」

「私は ?」

「あぁ。山吹さんはこれを」


今度は拠点にあったトランシーバーと双眼鏡を取り出す。


「山吹さんは現状の報告というのを」

「..............分かった」

「神代先輩、僕は ?」


斬月が質問してくる。


「斬月、お前は戦闘要員だ。俺と行動」

「分かりました」


俺は心強い仲間を1度見る。


「さて、脱出ではなく突入を始めるぞ」


そして俺が考案した策は開始される。


「..........3秒前......2.......1.....正面爆破」

山吹さんが冷たい声でカウントダウンし正面が爆破され、

見事に警備している奴らが集まってくる。


「陽動を確認。裏門爆破します」

そして裏門が爆破され、黒い煙が。

その黒い煙に紛れ俺と斬月が突入。


『ハァァァァァァァァッ !!』

俺は月の石で作った刀で、斬月は日本刀で峰打ちを

繰り出し警備していた奴らを無力化。


「裏門、無力化完了。只今より突入する」

とトランシーバーに言う。すると


「................了解」

とトランシーバーからすぐに声が戻ってくる。


「行くぞ斬月、俺が指示したらその通りに動け」

「了解です。神代先輩」


俺は斬月と目を合わせた後、俺は月の石からハンドガンに

持ちかえドアを勢い良く蹴り中へと突入をした。



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