月の名同士の衝突・無人島脱出篇part18 “目覚め„
「俺が目を覚ました場所は確か、連なる山の中腹部
だったはずだ。そこから下山するとちょうど斬月の言う
村にたどり着いた。下山する途中に沢があってそこに
令月っちゃんが運良くいたんだ。読書をしていたな。
ま、そこで村をうろちょろした後に山を登り、ここまで
来たという訳だ。こんなんでいいか ?」
「あぁ。十分だ。さて山吹さんもお目覚めみたいだし、
これからの話をしようか」
俺がそう言うと、丁度山吹さんが目を覚ます。
「おはよう、山吹さん。大丈夫 ?」
「大丈夫か ?令月っちゃん」
「ええ。私は大丈夫。..........ここは ?」
「ここは睦月が見っけた拠点 ?だよ」
「そう。私は貴方に聞いた訳では無いけれど」
「まぁまぁ、イチャイチャするのもほどほどにしろ」
「別に私は......」
「そうそう山吹さん、コイツが木枯 斬月くんな」
俺はそう言うと斬月を立たせ、自己紹介しろと合図する。
「初めましてですね。山吹さんと言うんですよね ?
僕は木枯 斬月といいます。宜しくお願い致します」
「宜しく」
「さ、令月っちゃんも自己紹介、自己紹介っ」
「うるさい。私は山吹 令月。宜しく」
「さて自己紹介が終わったところで、これからどうするかを
順を追って話すから皆、1回集まってくれ」
俺は皆が集まり、座ったことを確認し話を始める。




