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脱出不可能  作者: 風雷寺悠真
第7章月の名同士の衝突・無人島脱出篇
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月の名同士の衝突・無人島脱出篇part14 “白い雷„

「なぁ、文月。山吹さんは誰に襲われたんだ ?」

「それは俺にも分からないんだ。合流した時にはもう」

「そうか。詳しくは本人に聞くしかないか」

「あぁ。さ、日が明ける前にこの山越えちまおう」

「文月は山吹さん背負ったままで大丈夫なのか ?」

「大丈夫だ。さ、早く行こうか」


俺達は日が明ける前、暗いうちに山を越える事になった。

日が出ている時に行動すると月の名の持ち主に襲われる

可能性が高いからな。


そして山の頂上に達し、下山を始めて中腹部に来た頃。


「文月、空を見ろ !」

「嵐だな。急がないと...............」


その時、雷がこの場所の真反対に落ちる。

その位置は拠点を通りすぎて少したった場所だろう。

だがこの雷、やけに白い気がする。

白いと言えば、俺が持つこの謎の石もだったな。

何かが俺を呼んでいるような、何かが引き付けている

そんな気がしてならない。


「文月、すまない !あとは斬月に案内してもらってくれ !!」


俺は走り始める。


「オ、オイ !!睦月 !!」

「先輩 !!どうしたんですか !?」


俺は振り向かずに大声で言う。


「あの雷、ただの雷じゃない気がするんだ !」


そう言い残すと、文月と斬月が何かを言うがもう

聞き取れない距離にいる。というか俺はもうこんな距離を

走っていたのか。まぁいい。早く雷の落ちた所に向かわなくては。


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