月の名同士の衝突・無人島脱出篇part4 “滝の謎を解くカギ„
「まずは生き残るために必要な拠点を決めるんだが、
もう目星はついてる。この滝の後ろ、気にならないか ?斬月」
「あ、そう言われてみればそうですね」
「あぁ。んで、斬月。足元を見てみろ」
「な、なんですかこれ」
そう。斬月の足元には土を被った石板の様なものがあるのだ。
「んーと、ちょっといいか」
「はい」
その石板の様なものには今の現在地と水溜まり ?
池の様な所が示されている。
「とりあえず斬月。記されている所に行ってみようか」
「はい。神代先輩」
俺達2人は滝から反対の方角に進んだ。
そしてまっすぐ進むと記されていた池にたどり着く。
「うわぁ、深そうですね」
「見たところ普通の池だが。ちょっとあれを見ろ」
俺はそう言い池の底に指をさす。
「え、何も無いですけど...?」
「ほら、あそこ」
「何も無いですけど...?」
「まぁ見づらいからな...。あそこに光が見えるんだ」
「言われてみればそういう風にも見えます」
「おそらくあそこ滝のヒントかなにかがあるからちょっと潜るか」
「でもけっこうな深さですよ ?」
「大丈夫。なんか行けそうな気がするんだ」
「そんなので行っても......」
「ま、もしもの時はその時だ。.............よっと」
俺は透き通った水質の池に飛び込んだ。




