親友との再会篇part10 “秋葉は何かを隠している„
「ンッ !?これは...............旨すぎる !!!!!」
俺はコーヒーを飲み、叫んでしまった。
それぐらい旨いのだ。だが店員の目線が痛い。
それを見た秋葉は、
「そんな大袈裟なぁ」と言うが
いざ、飲んでみると............。
「うんまぁーーーーい !!」
「だろ ?秋葉、久しぶりにここのコーヒー
飲んだけど相変わらず旨いな ?な ?」
「うん。そうだね、美味しい」
俺達2人はコーヒーを飲み終わるまで無言で
しばらく味に浸っていた。
そして味に浸り終わり、秋葉と話し込んでいると
秋葉が口を開いた。
「あ、もうこんな時間かぁ.............。
睦月くん、時間大丈夫 ?」
「俺は大丈夫だけど秋葉、何かあるのか ?」
「う、うん。このあと親が久しぶりに帰って来るんだ....」
「そ、そうか。なら仕方がないな。ま、十分に色々と
話したんだから大丈夫だろ。だけど最後に1つ聞いていいか ?」
「なに ?」
「秋葉さ、お前学校で嫌がらせとか..............受けてないか ?」
「................................。なんで」
「なんで、そんなことが.............。」
「..................。な、何でも、何でも無いよ ?
別に、嫌がらせとか受けてないし。大丈夫だよ ?」
「ならいいんだが」
俺と秋葉はレジに行き、俺がお金を払った。
秋葉は1言「ありがとう。睦月くん」と言った。
それに俺は
「昔からの仲だ、気にすんな。また来ような ?」
と言った。
久しぶりに再会した秋葉は、「うん。」と
暗い顔で言った。やっぱり余計なことだったようだが。
それでも俺は大事な事だと思う。そう、
秋葉の通っている女子校で秋葉は恐らく嫌がらせを
受けている。俺が助け船を出さないとな。
俺は秋葉を駅まで送った。
その間、昔からの仲の俺達は無言だった。




