親友との再会篇part8 “親友との再会„
俺はビルを出て交差点の信号を
待っていたがなかなか信号が変わらないため
弓張月駅方面の歩道橋に向かい、階段を上がった。
階段を上り終わると歩道橋の真ん中、夕日の中に
佇んでいる1人の少女が居た。
それもただの少女ではなく、夕日に当たった彼女の
赤みのある綺麗な髪が風に揺れ、
とても可憐に見えた。だが俺は彼女を知っている。
「秋葉、なにやってんだ ?こんな夕日の中」
「睦月くんかぁ。久し振り。こんなに綺麗な夕日の
中だからこうして歩道橋の真ん中で景色を見てたんだよ ?」
「そうか。そうだったな。お前は昔から夕日が
好きだったよな。」
「そうだよ ?睦月くんはこんなところでなにやってたの ?」
「命懸けのデスゲームと言ったら信じるか ?
なら、秋葉こそ滅赤市に住んでるのに弓張月に来てんだ ?」
秋葉は笑った。
「命懸けのデスゲームって...........。ふざけてるのぉ ?
全く睦月くんは変わらないなぁ.......。そういえば私はねぇ
ただただ友達と遊びに来ただけだよ ?だってほら滅赤市には
ゲームセンターとか服屋さんとか無いでしょ ?」
「そうだったな。そういえば。」
「睦月くん、このあと暇 ?」
「え ?あぁ、暇だけど。どうしてだ ?」
「昔からの友達に会ったんだから...?
といえば...いいかなぁ ?そこのカフェでお茶でもしない ?」
「最初から言えよなぁ。全く。
そうだな。久し振りに再会したんだからな。行くか」
「うん。行こっ ?」
「あぁ。行こう」
俺は昔からの幼なじみ、紅 秋葉と再会した。
章の名前が変わっていたのを気づいたでしょうか。
ちゃんと再会しました。




