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親友との再会篇part3 “単純過ぎる脱出ゲーム„
2階はオフィスの様な内装だ。
パソコンがズラリとデスクの上に鎮座している。
「また、か。ふざてるのか ?」
毒ガスはまだ2階に来ていない。
「ったく。簡単過ぎるのに
面倒くさい仕掛けばっかで。嫌がらせかっての」
俺はぼさくさ言いながらパソコンの電源を
1つ1つ入れていく。
「これで全部か」
全部の電源を入れ終わったら
いかにも偉い人が使うようなスペックの違う
パソコンのキーボードを叩き、画面を出す。
「んで、こうしてっと」
俺が適当にパソコンを操作するとディスプレイ画面に
ローマ字が1字表示される。
このローマ字1字1字が大切?
簡単だからといって
本当に簡単とは限りませんよ?
神代 睦月くん。




