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脱出不可能  作者: 風雷寺悠真
第5章親友との再会篇
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親友との再会篇part1 “不可能を可能に„

文化祭も終わり、俺はいつも通りの平穏な

日々を過ごしていた、が。


俺の家に奇妙な手紙が届いていた。

手紙を俺に書いた奴は分からない。

文章はこうだ。


「脱出ゲームのお誘い

神代 睦月様、脱出ゲームのお誘いです。

明日の午後1時に弓張月駅からスクランブル交差点

を右に行った、通りのビル群の1番小さいビルにてお待ちしています」


余計なことは書かれていないシンプルな文章だった。


俺は行くか行かないか迷ったが

俺の好きな脱出ゲームと聞いては行くしかないだろうと

行くことを決めた。必要な持ち物などは言われていないので

なにもいらないだろう。



当日。俺は弓張月駅を降りて、

スクランブル交差点を右に曲がり

ビル群に着く。


「え~と、1番小さなビルっと」

俺はビルを見比べて例のビルを見つける。


「あれか」

そのビルはとても綺麗な、

出来たばかりの様な作りだった。

早速俺は足を踏み入れる。


入った途端に後ろのドアのシャッターが降りる。

「早速か」


1階の部屋を見渡す。

一言で言うなら、“普通の部屋„だ。


「これはなめてんのか ?ったく。一応俺、脱出不可能を

クリアした人間だぞ ?」


部屋は、引き出しのついた開けっ放しの机に

お洒落な絨毯、お洒落な棚..........などとモデルルームの

様な内装だ。まぁ、普通じゃない事が1つあるけどな。


それはこの部屋、この階の四隅の角には

パイプが設置されているのだ。

どうやらただの脱出ゲームではないらしいな。


俺は自分の立っている所から足を踏み入れると

何かの起動音がする。


「なるほどな。ハハハハハ、やっぱりか。

どうやら、“普通の脱出ゲーム„ではないと言うことか。面白い」


そう。俺が足をもう一歩踏み入れた瞬間に

四隅の角に設置されたパイプから紫色の気体、

“毒ガスのようななにか„が出始めたのだ。


「つまり、この脱出ゲームの出口は屋上。

1つ1つの階に鍵が掛かっているため1つ1つの

階を攻略しなければいけない、と。

もしもどこかの階でつまずいたら、即サヨウナラと。

まさに脱出不可能と言ったところか。


だが俺は、不可能を可能にしてみせる。

1%でも可能性が有る限り、な」


俺は、このビルで脱出を開始した。

新章入りました。

章の名前が思い浮かばなかったので

しぶしぶこれにしました。思いついたら変えます。

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