神代 睦月の過去篇part5 “秋葉の救出、治らない酷い頭痛„
目的の変電所にたどり着いた。
たどり着くまでに親切な人達に119番されかけたが
俺はそれどころでは無かった。
変電所のドアの前に立ち、普通の鍵とは違う
特殊な形の鍵を使い、ドアを開ける。
するとそこには
赤みのかかった綺麗な髪の少女が横たわっている。
「ン !!ンーンーン !!」
どうやらこちらに気づいた様だ。
彼女、紅 秋葉は口にガムテープが貼られ
手足もガムテープで巻かれている。
良かった。無事だった。秋葉。
俺は迷わずにガムテープを取った。
秋葉はこちらを見て涙を流している。
「睦月くん................。ありがとう..............。
もう、言葉、が出ない.........。本当に、ありがとう」
「あぁ。こんなことはどうって事はない。大丈夫だったか
嫌なこと、されていないか ?」
「うん。だ、大丈夫。そ、それより、睦月くんそのケガ..............」
「あ、あぁ。お前を探す時に何者かに嵌められたみたいなんだ。
.........................................ッッッッッグァァ !!」
「大丈夫 !?睦月くん !?」
______________________意識が暗転した。
俺が目を覚ましたのは3ヶ月後だった。
起きると秋葉が俺が寝転んでいる病院のベッドの
上で泣き崩れ、文月は近くの壁に寄りかかり
秋葉と俺を眺めていた。
俺のトラウマとなるこの悲惨な大ケガは
大手術もして、寝ていた3ヶ月と安静の2ヶ月の
計5ヶ月で完治した。
病院を退院しても夜眠る時に必ず悪夢を見ることと、
俺は廃工場での出来事を思い出す度に酷い頭痛に悩まされていた。
一応病院にも行った。
医者には
「脳の長期記憶の方にそのトラウマを記憶してしまったから
この出来事の記憶を消す、完治させるのは不可能だ」
と言われ、俺は今でもこの事を忘れられず今に至るという訳だ。
また、頭痛が。
「ッッッッッ !!」
もうこの事はこのぐらいにしておこう。
どうも。外伝を書き終えた、風雷寺悠真です。
えーと次は第5章をお送りします。
昔の事もいいですがやはり
現在の時間のお話のほうがやりがいもありますし
自分的には面白いと思うので。
えーとこの神代 睦月くんの外伝ですが
今後に必要な伏線を張り巡らせました。
気づいた方はいますかね。結構難しいですよ。
分からないそこの貴方、もう、一度外伝を
読み返してください。そしてpvを私にください(笑)
えーと、次の章に移行するとき事前に
告知してましたが取り止めます。
なぜなら告知しないほうが自分的には
良いと考えてましたので。
第5章お楽しみに。
中途半端なところで切り上げる、
それが風雷寺クオリティ !!(久しぶりですね)




