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脱出不可能  作者: 風雷寺悠真
第10章脱出不可能の異変篇
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脱出不可能の異変篇part14 “可動する部屋からの脱出Ⅳ„

まず、最初のモノクロ調の部屋だ。

この部屋には特に目立つものがない。そこで部屋を2週して

分かったことは前の部屋や他の部屋との関連付けが出来たり、

推測できたりする。それなのにこのモノクロ調の部屋と次の部屋、

モダンチックの部屋も特に目立つものは無く、大きな古時計がある。


これは時計というものを関連付けるしかないだろうと踏んでいる。

この答えにたどり着いたのにはもう一つワケがある。

時計を調べていたとき、普通ではガラスで塞がれていて

触れることができない数字の部分が触れることができ、

なおかつ全ての数字の部分がスイッチのようにカチカチと音をたて

押すことができる。だが俺は全てのボタンを押したわけではないので

仕掛けは作動していないだろう。


そこでだ、時計という共通点をもつ2つの部屋の仕掛けを作動させよう。


まず1つ目のモノクロ調の部屋の時計の数字、5を押した。

するとどこからか音がする。何かが作動した音のように聞こえたが

この部屋からではない気がする。


次に2つ目のモダンチックの部屋の数字、25を押した。

するとこれも俺の推測通り、仕掛けが作動する。

何が作動しているかは分からない。天井もじわじわと下がってきている。


1つ目の部屋のモノクロ調の部屋がなぜ5の数字を押せば

仕掛けが作動したか。それは用心深く確認することで分かった。

答えは簡単で部屋の数、5部屋と部屋が切り替わる時間5分。

つまり部屋が変わるにつれて5という数字が関わっているからだ。


2つ目のモダンチックの部屋もなぜ25で作動かというと

これも単純明快。前回の部屋での5部屋、切り替わる五分という

5と5をかけ算するだけだった様だ。


まるでここまでは初心者レベルだと長門が言っているようだ。


そして難しく思い始めたのは3つ目の部屋だ。

3つ目の部屋からはレベルが段違いに感じられる。

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