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脱出不可能  作者: 風雷寺悠真
第10章脱出不可能の異変篇
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脱出不可能の異変篇part11 “可動する部屋からの脱出Ⅰ„

しばらく廊下を歩いていると突き当たりのところに扉がある。


「次の脱出ゲームか...。それも連続で」


ここまでで2つの脱出不可能をクリアしている。

この扉の向こうには3つ目の脱出不可能が待っているというわけだが

長門は力づくでも俺を止めると言っていた。

長門との直接対決も覚悟しなければいけないかもしれないが

まずは3つ目のをクリアしなければいいけない。


俺はドアを迷わず開けた。


そして部屋に入ると俺が入ってきたドアのある壁が可動し、

違う壁が横からスライドして運ばれてくる。

それによりこの部屋からはドアが無くなった。


「さて、始めようか」


まず部屋の特徴だ。この部屋は白と黒のモノクロで統一

されていて家具は時計にベッド、ガラスのテーブルなどと

クローゼットなどの収納はない。そしてそのガラスのテーブルには

クシャクシャに丸められた紙が置かれている。

俺は迷わずその丸められた紙を開く。


そこには「部屋は3週のみ可動する」とあった。

やはりそんなことだろうとは思っていた。ドアがあった

壁はすでに変わっている。おそらく俺が通ってきた廊下も

切り離されて完全に可動する部屋と化している。


そして紙には3週のみ可動するとあるし、

この脱出ゲームは部屋が変わるらしい。1つの部屋であって

1つの部屋ではないということだ。


そして俺の予想だとこれから変わっていく部屋ごとに

何か仕掛けがあるはずだ。だがその仕掛けは変わる部屋ごと

に連動しているかもしれない。まずは3週可動するうちの

1週目は全ての部屋を探索し、出来たら部屋ごとの仕掛けを

解くことだ。


とりあえずまずはこのモノクロで統一された1つ目の部屋を

探索することにする。そして次の部屋に向けた推理を

していくことが鍵になると思われる。


長門までたどり着くまでは気を抜くことは許されない。

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