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脱出不可能  作者: 風雷寺悠真
第10章脱出不可能の異変篇
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脱出不可能の異変篇part3 “ガレージからの脱出Ⅰ„

目が覚める。俺を運び込んだアルファグループの奴らは

見当たらず俺が居るのは車や工具、バイクなどの

様々な部品があるガレージだ。この密室で一番目立つのは

大きなシャッターだ。ガレージにシャッターがあるのは

当然だろうが、これは脱出不可能だ。シャッターを操作するものは

どこにも見当たらない。おそらく外にあるのだろう。


目立つものはもう1つある。カメラだ。

以前の脱出不可能にも実はあったのかもしれない。

今回は普通に見えるところに設置されている。

俺の行動はお見通しという訳か。いざとなれば壊せるだろうが、

正直そこまでする必要もないよな。とりあえず、調べていこう。


このガレージは中々広い。車が15台くらい並びそうな広さだ。

だが実際は部品が散乱してたり、工具が置かれている机が

あったりして車は実質7,8台が限界だろう。


ガレージの端にはアウトドア用品、簡易的なキッチンもある。

どうやらこの様な様子を見ると長丁場になりそうな気がするな。


とりあえず簡易キッチンにある冷蔵庫を開ける。


「ふむふむ?...期待していなかったが食材は豊富と...」


食材だけにではなく調理器具も充実していた。

調味料も凄まじい量がある。塩をはじめとし、

見たこともないスパイスまで完備している。

こんなところまでこだわるのも長門らしいといえる。


俺がやっていたパソコン版脱出不可能でも

小道具の描写がひとつひとつされていてクリックすると

「これはつかわないな」と表示される。


普通の脱出ゲームじゃここまでしない。

だから長門らしいのだ。とりあえず有効的に使うまでだ。


そして俺は適当にご飯を作る。牛丼だ。

腹が減ったら戦は...脱出ゲームは出来ないし、何より

頭が働かないし、デメリットが多いと適当に理由を

思い浮かべ、カメラをチラ見しつつ牛丼をかきこんだ。


「さて早いところガレージから脱出、しますか」


俺はガレージを見渡し、脱出方法を考え始める。



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