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脱出不可能  作者: 風雷寺悠真
第9章夏の推理小説部合宿・徘徊する殺人機篇
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夏の推理小説部合宿・徘徊する殺人機篇part18 “最終日の夜„

最終日の夜は皆で花火をすることになっていた。

皆は砂浜に集まり、花火を持ってくる文月待っている。

そして文月がバケツと花火の入った大きな袋を持ってくる。


「はいよー。持ってきたぞっと」

文月はそう言うとバケツと花火をおろす。


「さぁさぁ男子諸君、花火は楽しいほうが良いよな?

女子の皆さんは綺麗にやりたいだろう?」


「まぁ、花火は楽しくないとな」

俺は思った事を口に出す。


それに対して斬月も

「そうですねぇ、そう思います」

と斬月が言うと文月が

「そう、そうだろ!?では...............俺達の花火を始めよう」

と本人はかっこよく言ったと思っているのだろう、

物凄く胸を張り、言った。


そして文月は花火に火を着けたのだが...嫌な予感がする。

「よし...睦月、焼けろ」

文月はそう言うと火を着けた花火をこちらに向けてくる。


俺は思わず、「斬月ッ!!」と合図を出すと斬月がすかさず

俺と文月の間に入り、持っていた剣を振るう。


すると花火はパラパラと切れて火が消えた。

そこで斬月が言う。


「次やったら霜凪先輩も...切りますよ?」と。


それに対して文月は斬月の威嚇にビビったのか

逃げ出してしまった。


「...情けない」山吹さんが言う。全くその通りだ。

そうして文月以外で花火は続行。とても有意義で楽しい時間だった。


別荘に戻るとメールが来ていた。差出人はしませんかせんせーだった。

「で、例のサンプルは手に入ったかい?手に入ったのであれば

君の腕輪とともに私のところに持って来い。くれぐれも気を付けたまえ」


という内容だった。俺は携帯を閉じ、今、皆がやっている帰宅準備を

整え、ベッドの上に転がった。


とても楽しい合宿だった。また来れると良いと思ったが

この様な日常がそう長く続くのかと感じていた。


明日の朝早くからこの島を出ると文月が言っていたため

俺は早く寝た。



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