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脱出不可能  作者: 風雷寺悠真
第9章夏の推理小説部合宿・徘徊する殺人機篇
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夏の推理小説部合宿・徘徊する殺人機篇part8 “1日目の終わり„

「よし、とりあえずスイカ割りやろう」

文月が大量のスイカを並べて言う。1人1つはあるだろうか。


「じゃあ斬月からな...って」

斬月が目隠しをして腰の刀に手を当て息を吐く。


「ハァァァッ!!!」

斬月が何も言わずに全て居合切りをして

綺麗に全てスイカを真っ二つに。


「これで...良いですよね?」

「んな...。俺の用意したスイカが...」

文月のスイカ割りの為に用意したスイカは全て綺麗に切られたため

文月は途方にくれて浜辺の砂をいじり始めるが斬月は疑問を浮かべた

表情をして文月を見ている。


斬月...お前、スイカ割り知らなかったのか。


そしてそのスイカを皆で食した。

量が多かったので食べ終わる頃にはもう日が暮れ始めていた。

俺達は別荘に戻りリビングで集まる。


「いやあ、楽しかったね睦月くん?」

水篶が俺に問いかける。


「いや、俺はずっとスイカを食ってたから...」

「ていうかさぁ、あのバカ文月がスイカをゴロゴロ用意するからだよ」

「まぁ、秋葉の言う通りなんだがな...」


「そういえばわたしも...スイカでお腹いっぱいだよぉ...。

お腹いっぱいで全然泳げなかったし」


「はいはい。それは悪かったけども元々は斬月がスイカをだな...」

「...ごめんなさい」


「いや俺は文月がスイカを単純に用意しすぎだったんだと思うが?」

「わたしも...そう思うかなぁ」

「バカ文月だからね」

俺と水篶、秋葉が口を揃え言うが


「もう...言い過ぎ」

と山吹さんが文月のフォローに入ったので

この話題は終了。


「さてそろそろ風呂行こうぜ男子諸君っ」

文月が俺と斬月に言う。


「ああ、そういえば入って無かったな」

「確か...露天風呂なんですよね霜凪先輩?」

「おうよ。じゃ行こうぜ」

俺達が風呂場に向かう為、立ち上がると女子の皆さんも

入りに行くようでリビングから人は居なくなった。


使用人は別荘の横に隣接する管理小屋にいる。

警備員も同じのため基本的に別荘はセキュリティのみだ。


風呂場に行く準備も終わり、ドアを開ける。


「いやあ、広いですねぇ...先輩」

「ああ、広いな」

「ハッハー!!どうだねこの大きさ!」


そしてなんだかんだで露天風呂へ。


夜の海が綺麗だ。隣からは女子の皆さんの声がするが

俺はそんなことよりこの風呂から見える景色に見入っていた。


そして風呂から上がり、俺は自分に用意された部屋へと戻り

ベッドに寝転んだ。今日の夜は特にイベントは無いのだ。

花火は3日目。今日はゆっくり休む。俺は静かに目を閉じた。

お風呂でお楽しみ...が無くてがっかりしましたかね...?

2日をお楽しみに...。

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