夏の推理小説部合宿・徘徊する殺人機篇part2 “呼ばれた理由„
「やあやあ、私のラボへ」
俺はラボのなかに入るとあることが分かる。
それはしませんかせんせーが真っ白なのに対して
ラボが中が真っ黒なのだ。それは多く設置されたモニターが明かりに
なっているということもありとてもしませんかせんせーと部屋で
モノクロになっていて面白い。だがそんな事は今はいい。
「しませんかせんせー、用件はなんだ ?」
「いやあ、早速本題に話を持っていくとは。まぁ神代君らしいがね」
キチガイから冷静になっているのを見ると大事な用件なのだろう。
「私が君を呼んだ理由は単純だ。嫌な噂を聞いたので君に
良いものをやろうかとね...」
「だから俺にこれを持ってこさせたのか」
そう。俺が持ってきたのはこのしませんかせんせーが作り上げた
白い謎の石、月の石だ。これは様々な物に形を変え武器にも出来たりする
大変便利なものであり、使える者も限られる様だ。
「ああ、言われた通り。確かに受け取ったよ。
さぁ作業をすぐに終わらせようか」
「それもいいがしませんかせんせー、嫌な噂って何だ ?」
「ああ、簡単な話さ。あいつが、五十嵐が動いたんだよ」
「具体的に言うと?」
「五十嵐が研究開発局を使い、また無人島で手に入れた月の石を使い
月の名の持ち主を殺戮し殲滅する兵器の開発が完了したと小耳に入れたんだよ」
「なんなんだそれは。意味が分からない」
「五十嵐は月の名を抹消するものだ。月の名を心から憎んでいる。
詳しい理由は知らないが。あとは兵器を開発したら逮捕されるだろと
思うかも知れないがあそこは政府直属だ。おそらく時代が時代だから
警備ロボットみたいな感じで登録されているだろうね」
「なるほど。じゃあそいつが俺の前に現れる可能性が大きいから
持ち運べる位の大きさの護身用の月の石を作るといったところか ?」
「ああ、察しが良くて助かる。流石だ。じゃあ早速取り掛かる。
私は奥の部屋に行くが君はしばらく待ちたまえ」
「ああ、分かったよ」
そう言うとしませんかせんせーはドアを開けて
奥の部屋に入って行った。ドアの奥で
「開発だァァァァァァ!!!!!!ヒャッハァァァァァァァァァ!!!!!!」
というキチガイな声が聞こえたがおそらく幻聴だろう。
俺はしませんかせんせーが終わるまで静かに待った。
テスト前最後の更新です。宜しくお願いしますm(__)m