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脱出不可能  作者: 風雷寺悠真
第8章帰って来た日常篇
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帰って来た日常篇part9 “別行動„

女子達の会計が終わり俺達は次どこ行くかをベンチまわりで

話し合っていた。


「で、次どうするんだよ?主催者の秋葉さん ?」

文月が言う。


「うう、実はノープランって言ったら ?」

秋葉が斜め下を見る。どうやらその通りみたいだな。


「秋葉、言ったらじゃなくて本当にノープランで何も考えてなかったんだろ ?」

「う、うん」

「この人数で他の所に行くという条件が難しいんだよな...」

「じゃあ、グループ分けすればいいんじゃないかなぁ ?」

水篶が言う。


「いいのか?それでも」

「俺は何でもいい」と文月。

「私も」と山吹さん。


そして皐月が

「じゃあ、アニキと水篶さん、秋葉さんであとは

私と文月さんと山吹さんで良いよね ?アニキに拒否権ないけど」

と言った。


水篶と秋葉は少しばかり顔が赤くなったが何も言わないので

それでいいらしい...って、俺に拒否権...。


文月と山吹さんもだいぶ仲良くなった様で何も

言わなかった為、グループ分けで行動を開始。

文月達とは1度別れた。


「じゃあ、俺達はどうするんだ ?」

「うーんどーしよ」

「ねぇ、わ、わたしあそこ行きたい」

水篶が指をさして言ったのは広場に停まっていた

車でやっているクレープ屋だった。


「じゃあ秋葉もあそこでいいか ?」

「うん」

「じゃあ、行こうか」


そう言い、クレープ屋の列に並ぶ。

「何にする ?」


まずは秋葉が言う。

「ベリーベリーミックスチョコでお願い」


次に水篶。

「わたしは...宇治抹茶スペシャルでお願いします!」


なんか水篶がとても楽しみという表情を浮かべている。

まぁ名家の家系だから最近の女の子らしいことが

出来ていないのかもしれないな。


「じゃあ、俺が買って持ってくから先にベンチいていいよ?」

「いいの!? じゃあお言葉に甘えて」

「睦月くん、ありがと」


秋葉と水篶が俺に一言言い、ベンチへと向かった。

そしてクレープ屋の兄ちゃんが声を掛けてくる。


「注文は ?」


「ベリーベリーミックスチョコと宇治抹茶スペシャルと

モカコーヒーフレーバーで」


「あいよ。3つな?1580円だよ」

俺が金を支払うとすぐに作り始め、スムーズに作りあがる。


「はいよ、ベリーベリーミックスチョコに宇治抹茶スペシャル、

モカコーヒーフレーバー。可愛い娘連れてる君にはオマケだよ」


「ありがとうございます」

オマケはありがたかったので素直に礼をしておく。


そしてクレープを持ち、秋葉水篶の居るベンチへと向かった。




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