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神様の思いやり転生  作者: 苺ジャム
第一章
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私は7歳になりました。


7歳の子供の考え方、行動を気をつけながら生活しています。

今はお気に入りの女房達と楽しく過ごせるようになりました。

この頃から本格的に「手習い」が始まります。

私は前世から勉強は嫌いではなかったので真面目に手習いをしています。

問題は習字なのです。今まででしたらペン、エンピツと言うものでノート、レポート用紙に簡単に書いていました。でも、この世界は筆で物書きをしなくてはなりません。

やはり、苦手です、女房はいつも私の字を見ると「咲子様でも苦手な物がおありなのですね。」と微笑まれます。私は好きです。この雰囲気。今は幸せに感じています。


10歳になった頃、お父様が私と一緒に「寺詣でをしよう」と仰られました。

勿論、私は「はい!」と答えます。だって一度、この時代を見てみたいからです。

もうワクワク、ドキドキします。この時だけが10歳児になったように思います。

明日はお父様とお出かけします。


「寺詣で」の場所まであと1日で到着します。

何日かかった事でしょう。かなりの日々を要します。でも、車に揺られながら見る外の景色は素晴らしいものです。このまま何処かへ行ってみたいと思いました。そして、旅先で頂く食事も風を凝らしてあって屋敷では中々味わえない物ばかりで美味しかったです。

そして、目的地の「お寺」に着きました。

私は見るもの聞くものも初めてでかなり興奮していたと思います。

お父様が「これ!はしゃぎ過ぎだぞ。咲子」と言って笑っていらっしゃいます。

「申し訳ございません。お父様。」とはにかんでしまいます。

本当に気持ちは10歳児でございます。


何処かで、私とお父様の事を見ていらっしゃった方がおられました。

そして、その方は私達の所へ来て「権大納言殿、お久しゅうございます」と、ご挨拶をされておられます。

私はその方を見て、思わず心が震えたのです。はっきり言って一目惚れです。

恥ずかしいです。その方は「私は暁 康紀と申します。」

私は恥ずかしさのあまり何も言えません。代わりにお父様が「こちらは私の娘の咲子と申す」と紹介して頂きました。


私の予感ですが何か運命的な出会いのように感じます。きっと私だけがそう、思っていると思います。


この康紀様は私の事をどう思っておいでなのでしょうか?


怖いけれど・・・聞いてみたい。

まるで、高校生時代の私に戻ったような感じでございます。

やっと未来の旦那様に出会いました。

ここまでが長かった。



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