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ある日の夜の出来事  作者: ボク
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憂鬱な事

どこにでもあるような一軒家の二階の一室で僕はジッと動かないでいた。


今日、僕は悩んでいた。高校の模試の判定がすべてEだったからだ。


理由はある。僕は親に期待されているだけで大学に行く気など全くないからだ。だから普段から勉強もしていないし、テストの本番も古文は面倒くさくて読まず、英語の長文も読まなかったからだ。当然と言ったら当然の結果なのだが、親に見せたら確実にガッカリされると思っていた。


この結果を隠してしまい、次の模試の時に良い結果を出してそれを見せようとも考えたが、それは前の模試の時に使った手だと思い出して止めた。

あきらめて見せようと思い、二日遅れでカバンからぐしゃぐしゃになっていた模試の結果を取り出し下のリビングに降りていった。


しかし、母さんはソファーの上でうたた寝をし、父さんは風呂に入っていた。その状況の中で僕は怖くなり、テーブルの上にさっとぐしゃぐしゃの紙を置いて、母さんに「これ、模試の結果だから。」と言って二階に上っていってしまった。


二階に上がった僕はドキドキして、せめてもの罪滅ぼしに勉強をしていた。すると下からドスンドスンと足音が聞こえてきた。

この足音は、父さんの足音だとすぐに分かった。父さんは身長180センチ、体重100キロという体型だからだ。


僕はドキドキが止まらなくて、心臓が飛び出るとはこういう時に使うものだと思った。


そしてドアが開き、父さんが現れ、「将来、どうしたいんだ?下で話し合おう.....」


僕はこの時が来たかと思い今日は自分の気持ちを伝えようと思い、父さんの後を少し遅れてついていった。




























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