第1話
王女様「勇者!魔王討伐心から感謝致します褒美として何を望みますか」
勇者「では、私が生まれ育った孤児院に寄付をしたいのでお金を少々とこの王都に一軒家を所望します」
王女様「その…それだけでいいんですか?貴方は魔王討伐というとても大きな栄光を果たしたのですよ?私めを娶ることも望んでもいいのですよ?」
側近「王女様流石にそれは…」
王女様「事実でございますが?」
側近「でも身分差というものがですね」
王女様「それに今は勇者殿の授与式の途中です口出しは無用ですよ?」
勇者「王女様私が望むのは先程望んだものだけで構いません」
側近「ホッ…」
王女様「なっ!コホンそ、そうですか後で望んでも遅いのですよ?」
勇者「私はこれからは勇者では無くなるのです元勇者と言うだけです」
王女様「だから私と!」
勇者「それに孤児院の子達が幸せになってくれればいいのです」
王女様「そ…うですか…では…時折会いに行ってもよろしいでしょうか?」
勇者「構いませんよ」
授与式が終わり数刻経った後の王女様の自室
王女様「はぁぁぁぁぁぁぁぁなんで気が付かないってか私よ!この国でもかなり美人の方だと思うし財力もあるもん!側近もなによ!いいじゃん身分差なんて!はぁぁぁぁ…でも会いに行ってはいいって言ってたし嫌われてないよね…?じゃあまだチャンスあるかな?勇者に幼なじみとかいたらって考えるとダメかもとも思うしなぁー」
そろそろ夕食を食べようかな…私は事務的な作業が多いから夕食は後々食べてる
夕食を一口食べたらバフンっと煙が舞った
王女様「ゲコ?ゲコゲコ!」(何?何が起きたの!)
魔女「どうやら成功したようだね」
王女様「ゲコ?」(貴方は?)
魔女「私は魔王の恩恵を得ていた魔女…魔王を討伐命じた貴女のせいで研究が出来なくなったのだからこれは復讐よ!これは貴女が最も好きな人の目の前で残念なことが起きたら蛙化してしまうわ!」
王女様「ゲコ?」(蛙化?)
魔女「せいぜい頑張るのねこの呪いは解けはしないけど元の人には戻るわよ」
またバフンっと煙が舞うと元の体に戻った
魔女「それに今から兵士呼んでも無駄よ私はもう逃げる準備は万全なんだから」
王女様「そう…じゃあ最後になんで勇者様を狙わなかった?」
魔女「勇者は聖なる力が強すぎてね効かないのよじゃあそのうち会おうね王女ちゃん」
そう言って魔女と名乗る女は消えた…好きな人の残念なところを見ると蛙化…つまり勇者様の…
王女様「う…今日のこともあるしなーでも諦めたいとは思わない…事情をそれなりに話して蛙化しても仕方ないことにしよう!」
そうして蛙化するようになってしまった王女と人のためには優しいが乙女の気持ちに気付けない鈍感で残念な勇者の物語が始まった




