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神様の後継者  作者: 眠い人
出会い、成長
9/9

冒険者になる

やっと書けた!修正は後日行います。




 朝食を食べ終えた後部屋でザックさんから冒険者について様々な事を教えた貰った。


 冒険者にはE、D、C、B、A、S、のランクがあり最初はEランクから始まるらしい。Sランク冒険者は5人しかいないそうだ。


 ザックさんがAランク冒険者なのは知ってたがこの町にはザックさん以外のAランク冒険者はいないと聞いた時は流石に驚いてしまった。


「よし、ルークこれを身に着けてみろ」


 話を聞き終えた僕にザックさんが渡して来たのは鋼色の防具だ。少し大きいと思った防具だが、身に着けてみると体になじんだ。防具をつけた状態で動いてみたが、とても軽くて動きやすい。


 腰には剣帯を巻き付け、ザックさんから貰った剣を収納する。


「装備とか身に着けてみると冒険者になったみたいだな」


「何言ってんだこれから冒険者になるんだろ」


「そうでしたね」


 今日から僕は冒険者になるのか。これから先どんなことが待ってるんだろうな。


 期待に胸を含まらせながら冒険者ギルドに向かった。


 冒険者ギルドはとても賑やかだ。若い冒険者から年配の冒険者まで様々な年齢の人がいる。でもそこには僕みたいな子供は一人もいない。


 同年代の冒険者はいるかなと少し期待したんだけどな。まあ、子供を危険な目に合わせたくないのもあるだろうからいないのだろう。


 僕はザックさんに案内され受付で冒険者登録を行おうとするが、目の前にいる若い女性の職員に止められてしまう。


「冒険者は危険な仕事よ、まだ小さい貴方には向いてないと思うのだけど」


 確かに僕はまだ子供だ。だけどこれまでしっかりと稽古を積んで来た人一倍頑張って来たんだ。


「僕はザックさんにしっかりと鍛えて貰ったので大丈夫です」


 僕の力強い言葉に続きザックさんも援護を入れてくれる。


「リネット、ルークは俺がしっかりと鍛えたから大丈夫だ」


「Aランク冒険者のザックさんが言うなら仕方ないですね」


 僕の言葉には見向きもしなったが、ザックさんの言葉を聞くと諦めたのかリネットさんは冴えない顔付で説明し始めた。


「じゃあこのカードに一滴でいいので血を垂らしてください」


「血ですか?」


「はい。血を垂らすことで本人以外の人には悪用できなくなりますし、カードの登録者が魔物を倒すとそのカードに記録されるようになるのです」


「凄い便利なんですね」


「はい。この技術を考えたお方はとても凄い方です。ではこの針をお使いください」


 職員から渡された針で指先を少し刺す。指先から出た血をカードに垂らすと文様が浮かんだと思ったら名前と冒険者のランクが表示された。


「無くさないでくださいね。ギルドが無償で提供しているものなので紛失されますと再発行にはお金が掛かりますから」


「はい、ありがとうございます」


 これが僕のカードか。ここから冒険の始まりだな。


 Eランクと書かれたカードを眺めながら依頼が張り出されている掲示板に向かう。


 依頼には氏名依頼と張り出されている依頼を受ける二種類がある。今ギルド登録をした僕に氏名依頼などくるわけもなく張り出されたEランクの依頼を選んでいるのだ。


 Eランクの依頼は町の手伝いや町の掃除などの雑務が多く戦闘をする依頼がほとんどない。


 魔物と戦えるのはこれだけだな。


 一枚の依頼書を選び受付のリネットさんに出す。


「スライム討伐ですね。ほんとは戦闘系依頼はお勧めできませんがAランク冒険者のザックさんのお墨付きなら仕方ないです。くれぐれも無茶はしないでくださいね」


「はい」


 心配されていたが何とか依頼を受けることが出来た。まあ、周りに僕みたいな子供の冒険者はいないからね。


 冒険者ギルドを出てすぐザックさんは少し申し訳なさそうにギルド職員のリネットさんの事を話し始めた。


「リネットは別に悪気があってルークが冒険者になることを否定したわけじゃないんだ」


「大丈夫です気にしてないですから」


「そうか」


 僕は心配させまいと、ほほ笑みながら答えるとザックさんは少し安心したのか顔を緩ませた。


 見張りのいる門を潜り抜け町の外に出るとそこはとても広かった。一本道が遠くまで見渡せるほど平地の道が続いており草が辺り一面に生い茂っている。


 道に沿って歩いていると極端に凹んでいる場所を見つける。気になってのぞいてみると人型の穴が開いていた。


 ちょうど僕の背丈と同じくらいの人型だな…もしかして空から落ちて気絶してた場所まさかな…そう思っていると、ザックさんは思い出したかのように声を上げた。


「お、ルークここでお前は倒れてたんだぞ。こんな人型の穴が開いてるから空から落ちてきたんじゃないかと思ったが、それだと生きてはないからな」


 うわぁ~僕の人型だった。本当は空から落ちたんだよね…まあばれてないからいいんだけど。


 自分の落下地点に少し驚かされながら魔物が生息している森に向かった。道を進むにつれ草木も生い茂って行く。さらに進んでいくと如何にも魔物が出てきそうな不気味な森にたどり着いた。


「よし、ここからは警戒していくんだぞ」


「はい」


 ザックさんの威圧感のある声が僕の鼓動を早める。


 警戒しながら森を進んでいくと草むらが揺れた。僕は剣を剣帯から取り出し構える。草むらから現れたのはグニャグニャした謎の生物だった。


 僕が驚いているとザックさんが謎の生物の正体を教えてくれる。


「ルークあれがスライムだ弱いから剣で刺すと直ぐ倒せるぞ」


 あれがスライムかなんか気持ち悪いな。もっと可愛い感じを創造してたんだけどな。


 剣をスライムに刺すと「プッチ」という音が鳴って弾けた。


 こんなにあっさり倒せるなんてなもっと強い魔物と戦ってみたいな。


 そんな僕の願いが届いたのか目の前には緑色の醜い魔物が3体現れた。手には武器のような棒を持っている。


「ルークあれはゴブリンだ。スライムよりは強いから油断するんじゃないぞ」


「はい」


 ゴブリンかスライムよりは相手になりそうだな。


 剣を構えてゴブリンに襲いかかる。僕の攻撃に気付かずに一体は首を切り落とされ即死した。残り二体は仲間が殺されたことに驚き武器を構える。


 2体同時に相手をしても負ける気はしないが、何があるか分からないので1体ずつ仕留めて行った。


「まあこのくらいルークなら余裕か。そろそろ帰るぞ」


「まだまだやれます!」




「そう焦るなこれから毎日魔物と戦うんだからな」


「はい!」


 初めての依頼達成に舞い上がりながら受付のリネットさんに報告をしたのだが、僕は怒られてしまった。


「なんでEランクなのにゴブリンを倒してるんですか!スライム討伐のはずでしょ!」


「偶然遭遇したので戦ってしまいました」


「何かあったらどうするの!ザックさんが付いておきながら何でこんな危険な真似をさせてるんですか!」


 怒りの矛先はザックさんにも向いてしまう。


「そう怒るなよリネット。ルークがゴブリンなんかに負けるわけないだろ」


 ザックさんが言い返したことでさらにレネットさんは声を荒げた。両者はさらにヒートアップして泥沼の言い争いに発展した。どうすればいいか困っていると、二人の争いを止める人物が現れた。


「そこまでだ二人とも。ちょっとこちに来るんだ。その子供も一緒にな」


 そこに現れたのはザックさんにも劣らない強面の顔を持つ大柄の男だ。


 僕たちはギルド内にある部屋に案内される。部屋に着くと僕とザックさんの対面にリネットさんと強面の男が座った。


「私の名前はダイアンこのギルドマスターだ。君は確かルークだったかな?」


「はい、ルークですよろしくお願いします」

 

 え、ギルドマスター?ザックさんが朝教えてくれたけど確かギルドマスターってこの冒険者ギルドの一番偉い人だったはず。どうしてこんな人が僕の名前を知ってるんだ?


 僕は頭を悩ませているとダイアンさんは先ほどの事情の説明を求めた。


「よし、これで紹介は済んだな。それじゃあ何故言い争ってたのかを説明してくれ」


 リネットさんが先に話始めダイアンさんに訴えるが、ザックさんも負けずと言い返す。先ほどと同じ様な争いを二人はし始めた。二人の言い合いを聞いたダイアンさんが出した結論は予想外のものだった。


 

 


 

 

 




 

 


 

 

 





 

 


 


 



 


 



 


 

 


賞に出す用の1万文字くの短編小説書いてるので更新無理かも。その後長編も書くから暇なときやります。ごめんなさい。




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