いまいちの絵
今日、図書館で気になるタイトルの本を見つけた。
その本のタイトルは「いまいちの絵」。
絵画観賞が好きな私は「名画ではなく、あえていまいちの絵を紹介するって着眼点いいじゃ~ん!」と思いながら手に取った。
本を開くとまずカラーのページがあって、そこにはダヴィンチ、モネ、ボッティチェリ、ドガなど名だたる画家の名画が並んでいた。
「ほうほう、名画の中のいまいちポイントを指摘してるのか」
そう思いながら、中身を読んでいった。内容は作者の来歴や名画の見所をおさえたオーソドックスな解説書だった。
「あれ?全然いまいちなところ挙げてないじゃん」
不審に思ってタイトルをよく見た。
「いちまいの絵」
見間違いだった。
本はすごくためになった。