三十五話 番外編 主要人物紹介
一章が終わった勢い、そのままに二章に突入すると思われた方もいると思いますが、作者はこれがしたかった!
まあ、初めての試みですし、うまくできた自信もありませんので、いつか改稿するかもしれません。
そこのところよろしくでお楽しみください。
主要人物紹介
イフリート 風見司
これでも主人公。
地球では引きこもり、ボッチだったが、気まぐれで学校に行ったところ、修学旅行に強制参加。クラスメイトのストーカーの通り魔じみた行為の身代わりになり、死亡。地球での生涯を終えた。
しかもその後も転生したかと思ったら、転生した世界での序列最下位、いわゆる最弱の種族、『龍人』だったという、不幸な中学三年生。15歳。ただし中学はほとんど参加していなかった模様。子供が苦手で、自分より小さい子供に近づかれると振動が伝わるほど震えるくらいには重傷。
しかし、引きこもり故にほとんど外に出なかったことと、妄想が逞しいこと、そして精神が強靭だったことが幸いし、また今までしていなかったことに対して、『やってみたい』という欲求が高まったことにより、異世界ではポジティブに生きることに成功している。
ただし、異世界転生特有の要素は一つ、また一つと消えていっていることが最近と言わず異世界に来てからの悩み。(レベル見えず、魔法適正無し、魔術の非万能さ等々)
容姿は赤い体に赤い髪(長髪)をし、赤い目という全身真っ赤な姿をした可愛らしい幼女。身長は本人曰く、小学校6年生くらい。引きこもっている時よりも腕などが一回りほど細いらしい。
小学生時代に、本来の脳とは別に架空の脳をイメージし、架空脳にも思考を可能に、それぞれ違う物事を考えることが出来る『並列思考』、架空脳と同じことを思考することで普通の半分以下の思考時間で、完璧に答えを出せる『直列思考』という並外れた能力を独力で、しかも技能もなしに獲得。ただし、デメリットも凄まじい様子。
技能は身体強化系がほとんど。固有技能は自分の傷などを治す『自己再生』。種族が『神種』でないとないはずの神技能の欄も存在する。ただし『?』で埋まっており、何が書いてあるのかは不明。同様の物が技能にも一つ。さらには魔人技能も存在する。『憤怒』『怠惰』『強欲』の三つ。
現在(一章終了時)は、自身の監視役兼護衛役として『猫人』ルナを、従魔に『極狼』リルファーというメンツになっている。
目標は、妹に言われた『いってらっしゃい』に『ただいま』と返すために、地球に一時的でもいいので、帰る方法を手に入れること。
ルナ
猫人の少女。イフリートの監視役兼護衛役を務めている。
古い武勲である故に、馬鹿にされている『家名無し』。
猫人の母と『家名無し』である人間の父をもつ。祖父に猫人の村の村長。16歳。ああ見えてイフリートより一歳年上。
容姿は年相応の体つき(ただし一部分は控えめ)、茶髪の髪(肩にかかるくらい)、黄色の目をした美少女。
馬鹿にされながらも、訓練を続け、同年代ならば圧倒できるほどのステータスを持っている。レベルも、年齢の分を差し引くと、努力の賜物か、だいぶ高い。一応イフリートにも勝利している。
イフリートと違い子供は好き。
技能は不明だが、固有技能に、色を操り、敵から武器や自分自身を見えなくすることができるなど、色に関することでは万能な『色彩操作』を持つ。この固有技能も鍛錬の成果で自由に操ることができる。
イフリートの従魔、リルファーとはなぜか仲が悪い。
目標は、村長から託されたことを達成し、どこかに消えた両親を探し出し、自分の両親が愚かでなかったことを確かめること。
リルファー
イフリートとの死闘を経て従魔となった狼系魔獣のほぼ最上位に位置する『極狼』。年齢は百を超えたあたりから数えていないとのこと。
ステータスは計り知れない。技能なんてなくても実力そこそこの者ならば本気を出さずとも圧倒できる。実力のある強者でも本気を出せば、1秒もかからず倒せる。
A級の冒険者数十人単位でかかってようやく倒せるかどうか、という危険度『SS』の魔獣。しかも『SS』と断定された段階では本気を出していない。
イフリートとの主従契約後、姿を狼から人に変えることが可能なことが判明。男女どちらにでもなれる。どういうこだわりか、男の姿では『ルファー』、女の姿では『リル』と呼ばれたいらしい。
狼の姿では銀色の毛を持つ数メートルの狼。人の姿では、男の場合、高身長、美青年、銀色の髪(短め)をもち、目は灰色。引き締まった体をしている。女の場合、美女、豊満な胸、髪(長髪)と目は男の場合と同じ色。ただし、身長は17、8歳程度のもの。どちらも異性の気をひく体をしている。ただし、本人曰く『別に狙ったわけではない』。
目標は、自分の親である『神狼』を倒し、また自分も『神狼』になること。
おまけのようなもの
ーーーーーー神々の、女子トーク?ーーーーーー
「良かったのですか? あのような干渉をして」
「良いの、あのくらいの干渉はしておかないと。あそこで死んでは、私たちの目的には使えないわ」
そう会話するのは『神種』の二人だ。
一人は、三度イフリートと会った、あの少女。
そしてもう一人はその側近か。見た目からしてこちらは侍女といったところだろう。
二人とも幻想的な美しさを備えつつも、少女の方は年相応の多少のあどけなさも残っていた。
「しかし………さすがに軽率ではございませんか? 姿まで見せて、あの龍人に対してのあなた様の気持ちは少しは理解しておりますが」
「なっ! そん、そんなんじゃないし……」
「見え見えですよ。まあ、それであの龍人…………分かりました。イフリートが窮地を脱したことですし、行動としては正解、とは言いませんが、それでもイフリートにとっては救いになったでしょう」
「そう、よね。……そうだと、いいけれど」
「はあ、何がそんなに心配なのですか?」
「だって……何でも自分で抱え込んで、耐えてる姿は地球での姿と変わらないわ。ということは私のことも忘れてるはずよ」
深刻な顔で、頭を抱える少女。
それを見て呆れた様子の侍女。ため息をひとつ、ふぅと吐く。
そして、少女を励ますでもなく、放置するでもなく、残酷に一言告げる。
「考えすぎですよ。それと…………そろそろ向かう時間です」
「……分かったわ。準備は?」
少女もその言葉に反応。即座に気配が変わる。
それに応じるように、侍女も気配を完全に先ほどと入れ替える。
「もちろん、出来ております」
「じゃあ行きましょう。私たちの目的のために」
向かうのは、出会いの下調べのための場所。
近所に向かうかのように軽く、大きな森へと向かう。
そこにいるのは、果たして一体なんなのか?
それが分かるのは、少し先の話だ。
二章は来週ですかね。疲れますもんね、作者も読者さんも。
いや、そんなことねぇよ、っていう人がいればコメントで、作者に応援と罵倒でも送ってください。
今後もよろしくお願いします。




