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勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした  作者: 灯台


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双極神ティアナ⑮



 クロも交えてしばらくお茶を楽しんだ後、クロは予定もあるのでお茶を飲み終えた後でティアナさんに星の粉のお礼を告げて帰り、再び俺とティアナさんのふたりになった。

 とはいえこのままお茶を飲み続けるのもなんなので、ティアナさんにもし他に会いたい相手が居るなら確認してみると伝えると……。


「う~ん、確かに会いたい相手はいっぱいいるけど、快人くんはもうお茶やお菓子も結構食べたし、お茶を継続ってのも退屈でしょ? だから、もしよかったらカナーリスのところにでもいかない?」

「ああ、裏庭の亜空間ですかね?」

「うん……なんか、イレクトローネも居るみたいだし、ちょうどいいかなって」

「え? イレクトローネさんも来てるんですね。じゃあ、せっかくですし裏庭の亜空間に行きましょうか」


 やはりティアナさんは優しい方であり、自然な様子で俺の状態に気を使ってくれている。確かに、お茶も茶菓子も結構食べたし、これ以上お茶を飲んだりお菓子を食べたりはちょっと……という気持ちもあったし、ティアナさんの提案はありがたい。

 ずっと座りっぱなしだったこともあるし、軽く体を動かせるのもいい。イレクトローネさんが来ているのは驚きだったが、カナーリスさんかネピュラに会いに来ていたのかもしれない。


 席から立ち上がって、ティアナさんと一緒に移動する。

 元々お茶をしていたこのテラスも裏庭の席であり、カナーリスさんの異空間の入り口までは少し歩くだけでいい。

 異空間の扉に手をかけて中に入ると……ログハウスのような建物がある草原だった。見たことない空間だけど、また増やしたのかもしれない。

 中に入ると、ティアナさんの言った通りカナーリスさんと……えっと、色々な色に光る服を着た……首から上がない人物がいた。


「こんにちは……えっと、なぜイレクトローネさんの首から上が無いのでしょうか?」

『親愛なる快人様に挨拶を出力……《こんにちは、快人様! またお会いできて嬉しいです!》……続けて、疑問に対する回答を出力……《顔はバーサークゴリラに吹っ飛ばされました。再生まであと15秒ほどお待ちを》』


 首から上が無いデュラハン状態で、いったいどこから声を出してるのか分からないが、イレクトローネさんが質問に答えてくれた。

 バーサークゴリラ? 誕生日の時に言ってた方だろうか?


「……えっと、なにか揉めることでも?」

「いえいえ、イレクトローネがちょっかいかけようとして反撃されてるだけで、よくある光景なので快人様が心配する必要は無いですよ。たはぁ~いわゆる自業自得ってやつです」

『弁明は難しい。確かに当機が全面的に悪い……悪いので、無言の威圧は止めて欲しい。快人様の居る前でふざけたりはしないと誓う。次いで、謝罪を出力……《い、いまのは言葉の綾ってやつで、ゴリラとか言ったのは謝るから……ね? 笑顔が怖いよ》……本気でやられると再生に時間がかかるので慈悲を願う』


 顔を再生させながら、淡々とした口調ながらどこか怯えてる感じのイレクトローネさんの視線の先には、静かに微笑むティアナさんが見えた。

 あ、あぁ……イレクトローネさんが言ってたバーサークゴリラってティアナさんの事なのか!? 全然そんなイメージは無かったが……ティアナさんは滅茶苦茶強いらしいし、イレクトローネさんが恐れるというのは理解できる。


 雰囲気的にアレかな? ルナさんがリリアさんに悪戯して怒られてるような、互いに気心知れてるからこその、おふざけのようなやり取りの一巻って感じかな?


「……はぁ、もう、イレクトローネは相変わらずだね。私に反撃されるのを織り込み済みで、ちょっかいかけようとするんだから……でもまぁ、前までの私の気持ちが少しは分ったでしょ?」

『肯定を出力……《うん。嫉妬を抑えられない気持ちがよ~く分かったよ。快人様とのお茶、羨ましいよぉぉぉぉ。私も推しとお茶がしたかったっ!》……大変に羨ましい』


 ああ、イレクトローネさんがティアナさんにちょっかいかけたのは、俺とお茶をしているのが羨ましかったからか……いや、別に言ってくれればいつでもイレクトローネさんともお茶はするのだが……。


「言ってくれれば、いつでもイレクトローネさんとお茶をしますよ。あっ、というか、せっかくですし……さっきティアナさんも誘ったんですが、近々やる予定のお茶会にイレクトローネさんも来ませんか?」

『ッ!? 驚愕と興奮と歓喜を出力……《はわわ、お、推しのファンサが凄まじいよぉ。尊みが溢れて止まらないし、私のハートはがっしりキャッチされちゃって、心の中でトキメキドリームランドが止まらない!!》……大変に光栄なお誘いです。是非、参加させていただきたいと思います』


 相変わらずテンションの切り替わりが凄い方である。ただ喜んでもらえているのは間違いないので、誘ってよかったとは思う。


「あと、カナーリスさんも参加しませんか? カナーリスさんは頼りになりますし、いてくれると俺としても安心なんですが……」

「快人様はまたそうやって、自分を喜ばせるんですね。たはぁ~カッコいいなぁもう! なんなら、このまま三人同時攻略……もとい三ゴットのハートを纏めて貫通もいけますよ! もちろん自分も喜んで参加させていただきます」


 えっと、これでお茶会の参加者はクロ、シロさん、エリスさん、クリスさん、オリビアさん、マキナさん、ティアナさん、イレクトローネさん、カナーリスさんで9人か……家が隣だし、リリアさんにも声をかけるつもりだけど……人数は10人前後ぐらいにするつもりだから、もうほぼメンバーは決まりでいいかな? いちおう紅茶好きのジュティアさんとアインさんにも声をかけてみようかな。




~快人主催・茶会の参加者~

クロ……冥王かつ実質的な魔界のトップ

シロ……世界の神

オリビア……教主

マキナ……異世界の神

ティアナ……異世界の神

イレクトローネ……異世界の神

カナーリス……元異世界の神

リリア……最強の胃痛戦士

エリス……胃痛界のホープ

クリス……最近胃薬の量が増えた皇帝


???「……完璧な布陣ですね。胃を跡形もなくすり潰してやろうって気概が伝わってきますよ」

シリアス先輩「快人……自分が持て成す側だから、深く考えず思いついた知り合いに声かけて人数集まった感じか……エリスとリリアとクリスは……神の祭典に放り込まれるわけか……」

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― 新着の感想 ―
殺意が高すぎるw
神々は減らせないなら、人間さん達の出席数増やして分散させない?w
もう少しこう…手心というか… ゴッド連中と気さくな挨拶して絡める奴なんてほぼおらんのや…そこに常識人を放り込むんじゃない!
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