表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした  作者: 灯台


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2483/2498

香織と映画鑑賞⑲



 形勢は不利というか、非常によくない感じの流れになっていたのでアリスの武器屋からはさっさと出ることにした。

 香織さんの買い物も済んでいるし、元々の目的はバーの方なのだから問題はない。武器屋の外に出て、バーまで少し移動とそう思ったタイミングで、香織さんがどこか悪戯っぽい笑みを浮かべて声をかけてきた。


「……それで、どうするのかな? 混浴マイスターの快人くんとしては、私との混浴も狙っていったりするのかな?」

「香織さん……やけに楽しそうですね?」

「あはは、ごめんごめん。なんか、この手の話題で私の方が快人くんより優位側ってのも珍しくて、少し楽しくなってきちゃった。いや、これでいざ快人くんが吹っ切れちゃうと、困るのは私の方だから薄氷の上ではあるんだけどね」


 あくまで冗談であるという感じではあるが、香織さんは楽し気である。まぁ、本人が言ってる通り、ここで俺が「じゃあ混浴しましょう」とか言い出すと、今度は香織さんの方が不利になるわけだが……。


「……う~ん、でも実際どうなのかな? その、実行云々は置いておいてさ……えっと、快人くん的には魅力的なものを感じたりとかは……あるかな?」

「その話題を広げられるのは恥ずかしさが強いですが……そりゃ、俺だって男ですし、美人と混浴したりしたら嬉しいって気持ちも、ありますよ」

「……それって、例えば私が相手でも?」

「香織さんは自己評価が若干低めな気がしますが、お世辞とか抜きに美人だと思ってます。なので、そういう話題になると変に意識しちゃって照れ臭いというか……流石にもうやめません? この話題」

「あはは、そうだね。私もなんか気恥ずかしくなってきちゃったし、ここまでにしよう」


 香織さんは本人の自己評価が低めではあるが、間違いなく美人と言っていい。綺麗と言うより可愛い感じの顔立ちであり、茶目っ気のある雰囲気もあって女性としても間違いなく魅力的だ。

 本人はどちらかと言うと、モデルのようなカッコいい系の女性像を理想にしている感じだが、実際は茶目っ気のある可愛いお姉さんという雰囲気が強い。

 そんな相手と混浴云々の話をしていれば、それは意識してしまうのも仕方がないし、なんなら少し頭にその光景を思い浮かべたりしてしまったので気恥ずかしさも大きい。


「私も流石に混浴とかは恥ずかしいし、そういうのはまぁ……もっと親密になってからだね」

「ですね。とりあえず、バーに行きましょう」

「うん」


 ……あれ? いまの口振りだと、後々にはそういうことになることを想定しているような言い回しだったような……いや、考え過ぎかな。

 とりあえず、妙に恥ずかしいやりとりはあったが、とりあえず香織さんは楽し気でありこの雰囲気なら楽しくお酒が飲めそうである。







 バーの中には居ると、イリスさんが落ち着いた様子で出迎えてくれる。


「よく来たな、好きな席に座るといい」

「ありがとうございます」

「お、お邪魔します」


 イリスさんに促されてカウンター席に並びで座る。事前にイリスさんが死王配下筆頭であるというのを伝えているためか、香織さんはやや緊張した様子である。


「希望はあるな?」

「えっと、食後なのでスッキリした感じの味がいいですね。香織さんは?」

「私は、えっと……あ~明日もお店があるから、あんまりアルコールが強いのは……」

「あっ、それですけど、たぶんオリビアさんの祝福で無効化できますよ」

「え? そうなの?」


 最高神の本祝福には共通して状態異常の完全無効化みたいな効果が付いており、それに関しては俺が受けているシロさんの祝福と同じような感じだ。

 実際にクロノアさんの本祝福を受けているリリアさんも、アルコールでの酔い方を調整できたので、オリビアさんの祝福でも同じことが出来ると思う。


「最高神の本祝福と基礎効果は同じって話だったので、たぶん大丈夫かと……事前に例えば『ほろ酔い以上になりたくない』って考えてから飲み始めると、ほろ酔い以上になることは無いですし、酔いを醒ましたいって思えばすぐにアルコールも抜けて酔いが醒めますよ」

「そ、そうなんだ。本祝福ってやっぱ凄いんだね」

「酸素などを思い浮かべるとイメージしやすいであろう。人にとって酸素は普通に呼吸などを行う範囲であれば毒ではない。しかし、過剰に摂取すれば体を破壊する毒となりえる。アルコールも同様の認識であり、どの段階からを害あるとみなして無効化するかを事前に定められるという形だ。祝福に限らず、高位魔族であれば魔法で同様のことも可能だ」

「な、なるほど……」


 俺の説明にイリスさんが補足を入れてくれて、香織さんは感心したように頷く。


「では、飲み口の爽やかなものを用意しよう」

「お願いします」

「よ、よろしくお願いします」

「香織さん、イリスさんは優しい方なので緊張しなくても大丈夫ですよ。あと料理が趣味なので、結構香織さんとも話が合うかも?」


 まだ若干緊張している感じの香織さんではあるが、イリスさんは口調こそ尊大な雰囲気ではあるが普通に優しく面倒見もいい方なので、すぐに馴染むと思う。

 なんなら料理が好きな者同士、結構話が合って仲良くなれるのではないかと、そんな風にも感じた。




シリアス先輩「は、弾けた後はその場でリポップする仕様にしてくれたのか……」

マキナ「もぐもぐ……いや、私は別になにも……ギャグ補正で勝手に復活してるだけだと思う」

シリアス先輩「稀代のシリアスキャラにギャグ補正なんてあるわけないだろ……それより、香織……なかなか恐ろしいやつだ。結構難易度高めの、快人側に恋愛関連で意識させるというのを自然にやってのけるとは……もしかしたら、異世界出身組だと香織が一番先に恋人まで進むのか……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
私個人としては…この機会に香織さんも混浴まで進行して、一夜を共にして、恋人にしてあげて欲しいなぁ〜!って願望があります。 加えて、香織さんや茜?さんとかのイラストも見たい!!と思っています〜!! よろ…
今後の展開を予想して、″ビトウィーン・ザ・シーツ″っていうカクテルを注文しちゃいましょう。カクテル言葉は「あなたと夜を過ごしたい」ですよw
某超絶美少女さんは、茶化して自爆ってパターンだったので、確かにお姉さん系の揶揄うキャラって新鮮なのかも?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ