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勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした  作者: 灯台


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広がる余波⑫



 さすが巨大書店というべきか、雑誌コーナー以外にも様々なコーナーがあって、目を引く本も非常に多かったし、なんだかんだで結構多めに購入してしまった。

 次にいつ来るか分からないと思うと、珍しめの本は買っておきたくなってしまった感じだ。


 それはそれとして、やたらメイド関連の本が目に付いた。例えば料理のレシピコーナーに行くと『一流メイドの料理術』という本が置かれていたり、紅茶などが書かれた本のコーナーに行くと『メイドの嗜み~紅茶編~』という本が置かれていたり、他にも『メイドが教える掃除テクニック』とかって本も見かけた。

 まぁ、まだその辺りはいい……いや、よくはないが、とりあえずは納得できる範囲である。だが、歴史コーナーに『メイドの歴史』とかって本があったり、例のメイドになるための試験で出されるというメイド学とかいう謎のジャンルの問題集が辞書みたいな太さで置いてあったり、戦闘関連の本が置いてあるコーナーに『メイド流体捌き』とか『メイド服に適した戦闘術』とか置いてあるのを見た時には、なんとも言えない顔になった。


 というか、なぜあらゆるジャンルで、個別にメイドって括りで独立した本が存在してるんだよ。怖ぇよ、メイド界、とんでもない魔境っぷりだ。

 本当にメイド関連に関しては、常識が浸食されていくような気分である……いや、待てよ。俺はもうこの世界に移住したわけだし、実質的にこれからはこの世界基準のメイドが俺にとっての常識になるわけなのか……なんか、とても嫌な気分である。


 と、とりあえず、メイドという独自文化に関しては頑張って目を逸らすことで対応しよう。リリアさんがメイド関連に疎かったり、あえて知ろうとしなければ関わることのない世界と言えるはずだ。

 まぁ、問題としては、俺の場合はメイド界の方がことあるごとにこっちに近付いてくるのが頭の痛い話なのだが……主にアインさんのせいだけど……。


 そんなことを考えつつ、店を出て買った本をマジックボックスにしまう。この店に限った話では無いが、万引き防止のために店内でマジックボックスを出すのは禁止である。

 ただ一部例外はあって、購入した商品が多い場合などは清算時に「マジックボックスで持ち帰ります」と伝えてマジックボックスに入れるのは可能なので、会計時以外は店内でマジックボックスを出してはいけないという感じである。


「……3時か……」


 時計の時刻を見て呟く。まだ時間的には大丈夫だし、せっかくアルクレシア帝国の首都に出てきたなら……魔物ペット用品店にも寄って行こうかな?

 アルクレシア帝国は、モンスターレースが有名だったりする関係で魔物をペットにしている人も他の国に比べて多く、専門店とかの品揃えも充実している。


 いや、俺もベルやリンに関連した品は最高のものを揃えているつもりなのだが、ヴィクター商会の専用ブラシもそうだが、知らない商品というのももちろん存在する。

 ペット用品店とかに行くと、意外なアイディアグッズがあったり、面白い新商品が出ていたりするので、結構楽しい。


 最近だと、肉球のある獣型ペットの肉球に塗る保湿クリームみたいなのも購入した。ベルにも肉球はあってその保湿クリームでのケアは、ベルのお気に入りでありよくせがんでくる。


 いや、まぁ、ベルの場合は……保湿クリーム云々というよりは、それを俺が足の裏に塗るのを「遊んでもらっている」と認識しているみたいで、ベルにとって保湿クリームは犬とかで言うところのボールやフリスビーのように、遊び道具の一種という認識っぽい。

 だから、自分からせがんでくる割にはクリームを塗ってる最中によく動くというか、完全にじゃれてきている感じであり、しっかり塗るのがなかなか難しい……まぁ、可愛いのでまったく問題はないのだが……。


 魔物ペット用品店は何度か足を運んでいるので場所も分かるので、迷うことなく移動する。


 しばらく歩いて高級店が立ち並ぶ通りに入ってくると、もう目的の店は近い。やはり魔物のペットは金銭的に裕福でないと飼うのは難しいようで、魔物ペット用品店は高級店街に存在しており、この辺りは貴族御用達の高級店が多い感じだ。

 特にアルクレシア帝国は貴族の力が強いらしく、こういう高級店街にもシンフォニア王国以上に力が入っている気が……うん?


 道中の店をなんの気なしに眺めながら歩いていたのだが、不意に見覚えのある姿を見つけた。それは、服などを扱う高級店の前で、なにやら躊躇する様子で入り口の前を行ったり来たりしているマリーさんだった。

 なぜマリーさんが首都に居るのか分からないが、見る限りだと……服を買いにきたのはいいが、高級店オーラに気圧されて店に入れないという印象である……まぁ、せっかく見かけたんだし、とりあえず声をかけてみることにしよう。




シリアス先輩「リッチ男爵が居なくてマリーだけってことは、神殿でのやりとりの後になんかあってリッチ男爵は別の場所に向かって、マリーだけお金を受け取って服を買いにきた感じか? その辺りは次回で詳細が明かされる感じかな? それはそれとして……補足されちまったか……」

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― 新着の感想 ―
またマリーさんに「親切」しちゃうんですね…w
メイド強いですねwwww でも現実に置いてあったら気になって読んでしまう気がしますわ(笑) あとがきに突っ込むのはどうかと思いましたが、、ほそくは補足の方ではなく「捕捉」こちらの方かと思います、、、…
まあカイトはその気になれば店ごと買えるだろうから服くらい買って貰えばいいさ 金銭的にも立場的にも店の1つや2つはサクッと買えるよなぁ
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