閑話・同郷の縁 前編
【注意】
あとがきの方が本編より長いですが、別に読まなくても問題ない内容で、本編とは一切関係ありません。
三雲商会の会長である茜は、護衛兼秘書のフラウを連れて、ある店の前までやってきていた。
「ここか、ほぅ……確かに漢字やな」
「会長、入店の前に確認したいことが」
「なんや?」
「いまは業務中の扱いでいいんですよね? つまるところ、ここでの食事に関しては……」
「……好きなもんくえや」
「さすが会長は、器が大きい」
回りくどい言い方ではあったが、付き合いの長い茜にはフラウが自分も何か食べたい。茜の護衛中なのだから奢ってくれと要求してきていたのはすぐに分かり、いつものように呆れた表情で告げたあとで店の中に入った。
「いらっしゃい、お好きな席にどうぞ~」
「邪魔するで……ほ~ん、ええ雰囲気やね。そんで、アンタが水原香織さんっちゅうわけやな?」
「え? 関西弁? ……もしかして」
「初めましてやな。ウチもアンタと同じ過去の勇者役で、三雲茜や。最近知りおうた宮間快人って子からこの店のこと聞いてな、せっかくやから同郷の顔を見とこうと思うて、訪ねてきたんよ」
「そっか、快人くんから……なにはともあれ、同郷の人に会えて嬉しいよ! いまは他にお客さんもいないし、よかったらこっちのカウンターに座って」
茜が同郷であることを知り、嬉しそうな表情を浮かべた香織は、カウンター前の席を案内して、茜とフラウが座るのを確認して水を出しながら口を開く。
「……でも、あれ? 過去の勇者役? 前回の勇者役は男の子だったし、その前は私……てことはもっと前の勇者役?」
「せや、ウチはもっと前やね」
「えぇぇぇ、じゃ、じゃあ、年上だよね? ご、ごめんなさい、どう見ても十代にしか見えなくて」
「いいリアクションするなぁ……まぁ、気にせんと砕けた口調でかまへんよ。この世界じゃ少ない移住者同士なんやし、その辺は気楽にいこうや」
大げさにも見える動きで驚く香織を見て、茜はどこか楽しげに笑ったあとで普段通りの口調でかまわないと告げる。
「そう? じゃあ、お言葉に甘えて……それで、茜さんはいつの勇者役なの?」
「ウチは四期前やね」
「えぇっ!? よ、四期前……ってことは、五十代? う、うそ……どう見ても、そんな年齢には見えないよ。美魔女とかそんなレベルじゃないんだけど……」
「ああ、ウチは生命神様の仮祝福で一度若返ってるからなぁ、いまは実質十代の身体やで」
「……生命神様の祝福? なんで? 快人くんといい、茜さんといい……私や重さん以外の異世界人は、皆とんでもないことになってるの?」
「いや、流石にアレとは一緒にせんでくれ……ソレに驚くってことは、香織は最初の六王祭には参加してへんかったんやな」
「六王祭? あ、ああ、魔界におっきな祭りができたとは聞いたけど……魔界への転移って結構高いし、行ったことはないね」
香織も六王祭については噂では聞いていた。とはいえ、それはあくまで恒例化してからの話だ。初回開催の際には、彼女は特に六王と交流は無かった。
勇者役としてクロムエイナやリリウッドと少し話した程度だったので、茜とは違い正体は受けておらず、後々になって客からの噂話で知った。
「まぁ、その初回開催の時にシャローヴァナル様が記念中ことで、参加者全員に生命神様の仮祝福を与えてくださって、その効果で若返れたわけやね」
「そうなんだ。凄いね、いいなぁ、私も若返りたいなぁ~」
「快人に頼めばいけるんちゃう?」
「……本当にいけそうだから怖いよ」
冗談めかした言葉ではあったが、実際に快人に頼めばなんとかなりそうであり、香織は若干遠い目をした。
「あっ、話ばっかりでもアレだね! ご注文は?」
「おっ、せやね。せっかくやし、なんか……ほぅ、個人経営って聞いたけど、ずいぶん種類があるな。こんなにいろいろ作るんは、大変やない?」
「前はもっと少なかったんだけど、最近大きなマジックボックスを手に入れて保存が簡単になったからメニュー増やしたんだよ」
「なるほどなぁ……ほな、ウチはコロッケ定食で」
「私は……一番高いものをお願いします。会長の払いなので」
遠慮なく一番高いものを注文するフラウに軽く呆れた目を一度向けてから、茜は香織の方に向き直る。香織は手早く注文された品の用意をしつつ、茜に声をかける。
「そういえば、茜さんは快人くんとどうやって知り合ったの? 私は、たまたま快人くんが来店したのが切っ掛けだったけど……」
「ウチの場合は、快人に仕えてる獣人のアニマさんっちゅう人がおるんやけど、その人から竜王様の鱗で作った品の取引を持ち掛けられたのが始まりや」
「竜王様の鱗? いきなりわけわからないものが飛び出してきたよ……でも、快人くんだと思うと、ああ、なるほどなぁってなっちゃうのが胃が痛い思いだよ」
「あはは、分かるわぁ。快人は常識外れにもほどがあるしな。なんで二年やそこらであんなことになってんやろな、怖すぎるわ」
「分かる! 分かるよ!! もう本当に、滅茶苦茶だし、本人は割と何でもないことみたいに言うから、心臓にも胃にも悪いんだよ!」
「あ~たしかに、アレは周りが凄すぎて自分がそんな凄いとは思うてへん感じやね」
香織の反応を見て楽し気に笑いつつ、茜はコップの水を飲む。ふたりとも快人にいろいろと驚かされた立場ということもあって、会話は想像以上に弾んでいった。
~おまけ・WANAGE~
【WANAGEの基本ルール】
・開始時に互いに十五個のリングを手持ちとする。
・互いの背には三十個のポール(棒)があり、相手の防御を掻い潜ってリングをポールにかけることで得点。
・どちらかが十点を獲得するか、制限時間である五分が経過した時点で試合終了。時間切れの場合は得点が多い方が勝者となり、同点の場合はリングの消費が少ない方が勝者となる。
・リングは地面に触れるか、ポールに当たった時点で使用済みとなり、十五個のリングがすべて使用済みになった場合は五秒の待機時間の後に十五個のリングが補充される。
・リング以外で相手のリングを防ぐことはできない。
・特定値以上の魔力量(爵位級以上)を有する選手は、基準まで魔力を抑えた状態で魔力を登録し、試合中に基準を越える魔力を使用した場合は失格となる。
・リングを分身させて複数のポールにかけたり、リングを巨大化させて複数のポールに纏めてかけた場合でも、得点は一点とみなす。
・因果律干渉系、時間及び空間の操作、その他ルールブックに禁止魔法指定のある魔法は使用禁止。
・会場を著しく破損させたり破壊したりする攻撃は反則。
【世界ナゲリストランキング】
公式戦の戦績によって1~100位まで登録される全ナゲリストの憧れ。ランキング入りしている選手は『ランカー』と呼ばれる。
上位十人はさらに『トップランカー』と呼ばれ、それぞれが凄まじい実力と人気を持つ超級ナゲリストたちである。
【世界ランク1位】
『絶対なる頂点』ナイトメア
WANAGEの黎明期から頂点に君臨し続ける無敗の王者。絶対的な強さを持ちつつ、観客などを沸かせる魅せるプレイが主体なこともあって非常に人気は高く、まさにWANAGEを象徴する存在といえる。
バトルスタイルとしては、代名詞でもあるシューティングスターを始めとして、一度の攻撃で一気に十点を奪う『ワンショットキル』を好んで使うが、たまに堅実な戦いや、カウンター戦法を使うこともあり戦略の幅は広い。
~代表的な必殺技~
シューティングスター……十個のリングを天高く投げ、複雑な軌道で降り注ぐリングが正確にポールを捉える。ナイトメアの代名詞ともいえる絶技で、試合開始前に天高く指を掲げるポーズは『予告シューティングスター』として有名である。
まさに最強の必殺技で、いまだ一度しか破られてはいない。
ネオ・シューティングスター……ベビーカステラ仮面に追い込まれたナイトメアが放った十五個すべてのリングを使うシューティングスターの発展型。極めて強力だが、防御を捨てた捨て身の一撃。
【世界ランク2位】
『極めし者』ベビーカステラ仮面
ナゲリストとしての歴はそれほど長くなく、ある日彗星の如く現れて圧倒的な強さでランキングを駆けあがった存在。ナイトメア以外には無敗であり、ナイトメアとの戦いでも何度もナイトメアを追い込んでいるため、ナイトメアの不敗神話に終止符を打つ可能性がある唯一のナゲリストと呼ばれている。
オリジナル技はほぼ使わず、教本に乗っているような基本技を主体で戦うナゲリストだが、動作のひとつひとつが極限まで研ぎ澄まされており、基本技も極めれば必殺となるという言葉を体現した存在であり、ナゲリストの理想形や、WANAGEを極めし者などの呼び名がある。
~代表的な必殺技~
ジ・エンド……ほぼ基本技しか使わないベビーカステラ仮面の唯一と言っていいオリジナル技。右手に七個、左手に六個のリングを持ち、それを爆発させるかのような勢いで同時に放つ技。その威力は筆舌に尽くしがたく、過去にナイトメアの必殺技であるシューティングスターをジ・エンドで打ち破っている。
【世界ランク3位】
『猛る獣』バトルキング
超攻撃的バトルスタイルで戦うナゲリスト。その攻撃力は圧巻の一言。ともかく攻めて攻めて攻めまくるスタイルなので、反面防御がやや疎かになり、ナイトメアやベビーカステラ仮面にはそこを突かれて敗北している。
派手で素人にも分かりやすい強さのため人気は高い。もちろん実力も兼ね備えてはいるが、過去に有り余るパワーで会場を何度か破壊しており、失格負けとなっている。
~代表的な必殺技~
ズィード・カタストロフィ……とてつもないパワーで放たれる一投で、相手の防御を力づくで粉砕する超パワースロー。威力という一点のみを極限まで高めており、シンプル故に対処が困難。
【世界ランク4位】
『不可視の風』どこにでもいるおじさん
ふざけたナゲリストネームとは裏腹に攻守ともに優れた実力者。風の魔法を得意としており、複雑な軌道で飛来するリングに翻弄されるナゲリストも多い。
気付いた時には死角からリングが飛来していたりとテクニカルな戦いを得意とする。ただ、忙しいのかたびたび公式戦を欠席して不戦敗することがある。
~代表的な必殺技~
インビシブルフェザー……明後日の方向にリングを投擲、リングは大きく会場上空を二周ほどしたあと、バトル中盤ごろに飛来してくる。どうしても意識から外れやすく、かなりの成功率を誇るテクニックシュートである。
【世界ランク5位】
『王宮騎士』王宮帰りのマーメイド
非常に堅実な戦いを得意とする玄人好みのナゲリスト。飛びぬけた派手さはないが、シンプルながらに効果的な戦いを繰り広げる。WANAGEをよく知るものが見れば、その技量の高さを理解できるはずだ。
名勝負が多く、人気も高いナゲリストだが、王宮勤めということでたびたび試合中に騎士が来て棄権することがある。
その様子からハイドラ王国に仕える騎士ではないかと噂されており、王宮騎士という通り名で呼ばれている。
~代表的な必殺技~
トライデントショット……三つのリングを素早く直線に放つ技で、シンプルながら強力な技。予備動作がほぼ無く、通常のシュートかと思えばトライデントショットが飛んできたりと、奇襲性にも優れる。
【世界ランク6位】
『地の守護者』ツリードラゴン
小柄な体躯ながら、極めて強固な防御を誇るディフェンス型のナゲリスト。相手の攻撃を防ぎきり、タイムアップでの消費リング差での勝利が多い。その防御はまさに鉄壁で、生半可な攻撃では防がれて終わりである。
しかし、攻撃力がないというわけでもなく、時折攻めに転じることがあるが、その際の攻撃も極めて厄介な攻撃である。
~代表的な必殺技~
ジ・オ・ヴァイパー……小柄な体を活かして放たれる、地を這うような低空シュート。リングが地面に触れると使用済みとみなし、使用済みリングでの防御が反則となる関係上、この超低空シュートを防ぐにはかなり繊細なリングコントロールが必要である。
【世界ランク7位】
『炎魔竜』挑戦者
攻撃力に優れたナゲリストで、特に相手に先制されたりリードされた際の爆発力が凄まじく、何度も素晴らしい逆転劇を披露している。
噂レベルではあるが、竜王配下幹部の天竜ニーズベルトではないかと言われており、六王幹部として忙しいせいか公式戦の出場回数自体が少なく7位に甘んじているが、実力は上位陣と比較しても見劣りするものではない。
~代表的な必殺技~
リベリオンバースト……炎を纏ったリングを放つ技。本人の心情の影響を受けるのか、劣勢の時ほどその炎は煌々と輝きを見せる。投げたあとに空中で爆発を起こして加速する性質を持ち、爆発によってブラインドシュートとなるためポールの狙いを読みにくい。
【世界ランク8位】
『黒き嵐』黄昏の翼
極めて特徴的な黒い翼から、正体が有翼族の族長であるアメルであると広く知られているナゲリスト。実力は極めて高いのだが、バトルには関係なさそうなポーズを取ったり、攻撃前に長々と口上を述べたりと隙が大きく、そこを突かれて敗北していることが多い。
それでもトップランカーたる勝率を維持しているのはさすがの一言である。
~代表的な必殺技~
真炎獄式黒天破城滅殺陣……大きく上空に飛び立ち、高高度からの急角度シュートを放つ必殺技。攻撃の角度が防ぎ辛く強力ではあるのだが……攻撃中はポールががら空きになる諸刃の剣である。
【世界ランク9位】
『串刺す悪魔』ロードオブデモン
得点することを『串刺す』と変わった表現を行うナゲリスト。実力も高く、投攻守に優れたナゲリストなのだが、時折得点した際に『素晴らしい角度の串刺しだ』などと言って注意が逸れることがある。
また、忙しいのか公式戦への出場回数が少ないのも特徴である。
~代表的な必殺技~
ピアーズデッドエンド……攻撃性能のない特殊技であり、発動すると『相手のポールが長くなる』という特徴がある。ディフェンスは若干しにくくなるかもしれないが、それ以外に影響はない筈なのだが……なぜか、ロードオブデモンはこの技を発動すると得点力が爆発的に上がるので、自身に対するバフ効果もあるのかもしれない。
【世界ランク10位】
『凍てつく檻』アイスオーガ
非常に高身長なナゲリストで、通常のシュートでもかなりの高角度から放たれるため防ぎにくい。冷気を纏った攻撃を行うことが多く、中盤、終盤と戦いが進行するにつれ相手は寒さで動きが鈍りパフォーマンスが低下していく。
ジワジワと弱っていく様は、氷の檻に捕らえられた囚人のようにも見える。
~代表的な必殺技~
クロスフリーズ……ふたつのリングを同時に投擲するシンプルな技だが、リングは強い冷気を纏っており、迂闊にディフェンスをするとリングごと手が凍りつくことすらある厄介な技である。
【伝説の一戦】
無敗を誇る最強ナゲリストナイトメアと、新進気鋭のベビーカステラ仮面の初試合にして、いまもなお語り継がれる伝説の戦い。
勢いづく新人を叩き潰すかのように予告シューティングスターを宣言するナイトメアに、観客たちは開幕即決着を確信していた。
しかし、放たれたシューティングスターに対し、それまで基本技のみで勝ち上がってきたベビーカステラ仮面が、オリジナル技であるジ・エンドを放った。
ジ・エンドはシューティングスターを相殺するどころか打ち破り、一気に五点を獲得。誰も破ったことが無かったシューティングスターを完全に打ち破ったベビーカステラ仮面に会場が動揺し、ナイトメアの敗北が人々の脳裏をよぎる中……唯一ナイトメアだけは即座に行動していた。
まだ五個残っていたはずのリングを、投擲するのではなく『捨てた』。これは、仮に五点返しても逆転はできないためリングを捨て、五秒の隙を晒しながらも再補充を選んだ。
これに対して、ベビーカステラ仮面はやや初動が遅れた。ベビーカステラ仮面は非常に優れたプレイヤーであり、だからこそ『五個のリングを持つ相手に対し防御用のリングは残しておく』という先入観にとらわれ、初動が遅れたのではないかと推測されている。
ナイトメアを追うようにリングを捨てたベビーカステラ仮面。ふたりの差はほんのゼロコンマ数秒ではあったが、それが勝負を分けることになる。
リングが補充された瞬間、ナイトメアは十五個のリングすべて使ってネオ・シューティングスターを放った。ベビーカステラ仮面も即座に反応したものの、やはり僅かな初動の差が響き、五個のリングを弾いたものの十点を獲得され、勝負はナイトメアの逆転勝利となった。
しかして、ナイトメアが圧勝だったかと言えばそうではない。むしろ十五個のリングを全て放つという一か八かの賭けに出るしかないほど追い込まれていたと言っていい。ベビーカステラ仮面があと一つリングを弾いていれば、再補充までの間大量のリングを持つベビーカステラ仮面の前で隙を晒すことになり、勝敗は逆になっていただろう。
この戦い以後、ナイトメアはベビーカステラ仮面に対してだけは予告シューティングスターや派手なワンショットキルを狙わず、堅実な戦いを繰り広げるようになる。
ふたりの戦いはいつも一点を争うほどの接戦であり、いまのところナイトメアが全勝しているが、ベビーカステラ仮面が勝利する日も遠くないのではと予想されている。
【謎の超新星】
それはプロアマ問わず参加可能な中規模の大会での出来事だった。
優勝者は世界ランク1位のナイトメアと戦うことができるイベントも兼ねた大会で、プロアマ含め多くの参加者が居た。
トップランカーこそいないものの、ランキングに名を連ねている参加者も多いその大会で衝撃は巻き起こる。
まったくの無名のアマチュア……ツギハギだらけの猫と思わしき着ぐるみを身にまとった存在が、並み居る参加者を全て10対0で圧倒して優勝して、ナイトメアと戦う権利を得た。
さらにナイトメアとの戦いにおいても、無敗の王者であるナイトメアからベビーカステラ仮面以外で初めて9点を取るという凄まじい強さを見せつけた。
最終的にナイトメアが辛勝したものの、アマチュアとしてはあり得ないほどのその実力に多くの者が戦慄した。
しかし、その謎のアマチュアはそれ以後の大会に姿を見せることはなく、その正体がまことしやかに囁かれている。
【世界ランク・番外】
『正体不明』ミスティックキャット
ふらりと大会に現れ、ランカーを含めた多くの参加者に1点も取らせずになぎ倒して優勝をかっさらった驚異の存在。すべてが謎に包まれており、その大会以降に見かけたという噂もないため様々な考察が飛び交っている。
~代表的な必殺技~
ロードオブレギオン……誰が名付けたかは分からないが、その圧倒的な戦いを見たものはこう語る。『まるで最初から勝利が決まっていたかのような戦いだった』と……相手はミスティックキャットの攻撃を一度も防げず、攻撃はすべて軽々と防がれる。
まるで最初から勝利の道がミスティックキャットの前に開かれており、そこを歩いているだけのようにさえ見える戦いは、まさに王の行進と呼ぶにふさわしいものだった。




