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そぼく(?)なぎもん・2
夏休みに、甥っ子が言った。
「ねぇ、ぼくは知りたいの」
「何を?」
「犬に鼻毛はあるの? その子の鼻の穴をぼくに見せて」
「……どうぞ」
彼は真剣だった。
私の愛犬は子犬の時からお付き合いしている彼が好きなので、無抵抗で鼻の穴をのぞかせてくれました……。
「うわっ、鼻毛ないよ!!」
犬の鼻毛の有無。
「なんで?」
「さ、さあ?」
気にしたことが無かった私は、甥っ子にちょっことジェラシーを感じてしまった。
う~ん。
若いって、いいねぇ~。