遊ぼ
蒼勝日という名の17歳の男がいた。勝日は学校に疲れていた。学校が嫌いだった。めんどくさかった。だから楽しく生きようと思った。
勝日は家から外に出た。すると目の前に女の子がいた。
(可愛い、彼女欲しい、こくろ)
勝日はその女の子に喋り掛けた。
「あの、君のこと可愛いと思った。付き合ってくれない?」
「え、いいよ」
「え、まじ?よっしゃー!!ありがとう、まじ嬉しい」
「私も嬉しい、彼氏欲しかったから」
「誰でもよかったの?」
「いや、顔は大事だと思う。君かっこいいと思ったから」
「よっしゃ! 名前なに?」
「朝日優華」
「じゃあ、優華って呼ぶね。俺は蒼勝日」
「じゃあ勝日って呼ぶね?」
「うん」
連絡先を交換して、優華は帰った。
「まじ最高すぎるだろ」
「ねぇ、遊ぼうよ」
後ろからおじさんっぽい声が聞こえてきた。すぐに振り向いた勝日。勝日が見たのは杖をついているおじさんだった。
「え?、俺に言ってる?」
「遊ぼうよ」
「じじぃと遊ぶ趣味はねぇよ」
「じゃあ殺すね」
「は?」
おじさんは杖を投げた。
勝日は避けることができない速度で向かってきた杖に脳を貫かれた。
「あ、あ、」
(いてぇ)
杖がどんどん勝日の肉に取り込まれていった。
「どういうことだ」
おじさんは驚きすぎて困惑状態だった。
そして杖が消え、勝日の顔は元に戻っていた。
「なんだこれ?」
(なんか取り込めそうって思ってやったらガチでできた)
「あ、妖怪」
おじさんが驚いた様子で言った。
「あ?妖怪?何言ってんだ?」
「バケモンメ」
勝日の身体が勝手に動いた。
「なんだこれ」
勝日はおじさんに向かって走った。
「やるしかないか」
おじさんは構えた。
勝日が右ストレートパンチを放った。おじさんは左腕で防ぐ。が、左腕に捻り込む勝日の右手。そして、おじさんの左腕を貫通した。
「あ"ぁーーぁ」
「どういうことこれー!?」
そして、勝日の右手はおじさんの顔を掴む。指が顔に入る。血が飛び散る。どんどん右手におじさんが取り込まれていく。
「やめてくれ、お」
おじさんの口が取り込まれたので声が途切れた。どんどん入ってく。
「はぁ、はぁ、なんだ、これ、気持ち悪い、」
おじさんの全身が、勝日の右手に吸い込まれた。
「あっ、身体、動かせる」
勝日の身体は元に戻った。
「なんだこれ!?」
勝日は地面に膝をつき、上を見ると、真上にユーフォーがいた。
「は?ユーフォー?」
ユーフォーから青い光が降り出し、勝日を包み込む。
「もう、わけわかんねぇよ」




