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プロローグ:深夜の境界線

 




  二〇二四年、東京。





 深夜の住宅街は、まるで世界から切り取られたように静まり返っていた。

 等間隔に並ぶ街灯の冷たい光と、湿ったアスファルトの匂い。

 そんな見慣れた日常の風景の中、古びた電柱の影に、不釣り合いな影が一つ落ちていた。


 深くフードを被った男だ。

 彼は手の中で、秒針の止まった懐中時計を弄んでいた。

 その瞳には、途方もない後悔と、血を吐くような決意が入り混じっている。




「……そろそろだな」




 男の喉から漏れた声は、ひどく掠れていた。


「あいつの、■■■が必要だ。どんな理不尽な状況でも、世界の(ことわり)をねじ曲げて勝利を確定させる……あの異常な力が」


 その時、反対側の歩道から軽快な足音が聞こえてきた。

 山口愛里。

 制服姿のまま、スマートフォンを片手に歩いてくる、どこにでもいる女子高生だ。

イヤホンを片耳に引っ掛け、何かの動画を見ながら笑っている。

この深夜に一人で歩く無防備さが、どこか眩しかった

 彼女が電柱の横を通り過ぎ、闇と光の境界に差し掛かったその瞬間。


 ――男は弾かれたように顔を上げた。




「愛里!」




 名前を呼ばれ、驚いて振り返る彼女の視界を、強烈な閃光が真っ白に塗りつぶす。



〖 ――一六〇〇年に行き、石田三成を勝たせてこい〗



 脳内に直接響く、無機質な命令。


「え?どういうこと?ちょっと、ねぇ!」


 愛里の悲鳴は閃光に飲まれ、彼女の身体は夜の街から完全に消失した。


ここまで読んでくださり、圧倒的感謝です…!本当にありがとうございます!

面白かった、ここがツッコミどころだ等々、皆様からの感想をドシドシお待ちしております!


ちなみに名前の通り『語彙力皆無マン』がお送りしておりますので、語彙力の無さはデフォルト仕様です。どうかご容赦くださいませ…!次話も頑張ります!

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