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神の子扱いされている優しい義兄に気を遣ってたら、なんか執着されていました  作者: 下菊みこと


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やっと自覚させられた

キューから敗北宣言もとい、『恋愛感情がないとは言えないかも』という実質恋愛感情を認める発言を得た。


にっこにこのオレに対して、キューはまたも頬を染めてちょっとぶすくれてそっぽを向く。


染まった頬をまたも押さえる仕草すら愛おしい。


「やっと自覚させられた」


「兄様は色々狡い」


「色々って?」


「色々は色々」


「たとえば?」


キューは自分だけ恋愛感情を自覚してたのも、キューの恋愛感情を知ってたのも狡いと言う。


可愛い。すごく可愛い。


それだけでも可愛いのにさらに続ける。


「それを知った上でサプライズで婚約発表とかすごく狡い。意地悪」


「そうかな」


「そうだよ」


「そっか、ごめんね」


たしかに、断られないの前提でやったからまあ狡いのはそう。


「でもキューに万が一にでも逃げられたくなかったから、外堀を埋めようと思って」


「いっそ悪辣」


「そうかなぁ」


「そうだよ」


「そっか、ごめんね」


悪辣とまで言われてしまった。


キューに嫌われては困るので、これからは少し自重しよう。


「でも…」


「うん?」


「そんな兄様も…好き、だよ」


えへへ、と珍しくモジモジして照れながら伝えてくれるキュー。


可愛すぎて愛おしくて、思わず強く抱きしめてしまった。


「え、兄様力強い」


「あ、うん。ごめんね、痛くない?」


「痛かったけど大丈夫」


そう言ってふふ、と笑うキューがまた可愛くて、胸が苦しくなる。


ぎゅーっと胸が締め付けられるほどにキューが愛おしくて、抱きしめる代わりにキスの雨を降らせた。


「わ、わ、兄様?」


「キュー、大好きだよ」


「私も兄様が大好き…えへへ」


だからそのモジモジするの可愛すぎるんだって!

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